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博多港に最新コンテナクレーン

博多港の人工島のコンテナターミナルにある大型クレーンの一部が電動化され、３０日報道関係者に公開されました。
これは、効率がよくて環境にも優しいコンテナターミナルを目指して国土交通省九州地方整備局が整備を進めているもので、コンテナターミナルに１３基ある大型クレーンのすべてをことし１１月末までに電動化する計画です。
このうちの４基が電動化の改造を終え、３０日公開されました。
これまでの大型クレーンは軽油を燃料にしていましたが、電動クレーンは電車のパンタグラフにあたる装置から、直接電気を取り入れます。
クレーンを動かすコストが半分近くに抑えられるうえ、発電機への給油やアイドリング運転がいらなくなるため、作業時間の短縮にもつながるということです。
九州地方整備局によりますと、こうした設備は全国で初めてだということです。
九州地方整備局博多港湾・空港整備事務所の稲田雅裕・所長は「電動化で二酸化炭素も削減できる。コスト面でのメリットを実証し全国に広めたい」と話しています。電動化された４基のクレーンは７月１日から実際の荷役作業に使われます。

06月30日　18時43分

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