宮崎 家畜27万頭の処分終了
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宮崎 家畜27万頭の処分終了

6月30日 21時49分

口てい疫の感染拡大を防ぐために宮崎県内で進められていた27万頭余りに上る家畜の処分が30日、終了しました。これを受けて宮崎県は、県内全域に出していた非常事態宣言を近く、一部解除する方針です。

宮崎県内では、口てい疫に感染した疑いがある家畜の処分が終わったあと、感染拡大の予防措置としてワクチンを接種した家畜の処分が進められていました。30日も川南町や新富町など4つの町で処分が行われ、このうち、口てい疫の感染が最も集中した川南町では、白い防護服を着た獣医師らおよそ400人が作業に当たりました。その結果、4月20日以来、2か月以上にわたって続けられてきた27万頭余りに上る家畜の処分は、午後7時前に終了しました。東国原知事は「処分の対象となった畜産農家の方々の無念さや再開に向けた不安はことばでは言い尽くせないものがあると思います。口てい疫の一日も早い終息と、復興を実現したいと考えていますので、防疫対策の徹底に引き続き、協力をお願いしたい」というコメントを出しました。家畜の処分が終了したことから、宮崎県は、外出やイベントの自粛などを求めて県内全域に出していた「非常事態宣言」を近く、一部解除する方針です。