昨夜(29日)有田川町(ありだがわちょう)で、自転車で帰宅途中の女子高校生に「自分はタレントのスカウトだ」などと声をかけて車に乗せ、体を触ったとして、36歳の男が、強制わいせつの疑いで湯浅警察署に逮捕されました。捕まったのは、海南市大野中(おおのなか)の会社員、山田祥寛(やまだ・よしひろ)容疑者36歳です。警察の調べによりますと、山田容疑者はきのう(29日)午後7時前、有田川町内の路上で、自転車に乗って帰宅途中の15歳の高校1年の女子生徒に「自分はタレントのスカウトだ。車で話をさせて」などと声をかけ自分の車に乗せ、有田川町糸川(いとがわ)の山中へ移動しました。そして「写真を撮らして」と言って、女子高校生を後部座席に移動させたすきに上半身を触った疑いです。女子高校生にケガはありませんでした。母親の110番通報で駆けつけた湯浅署員が、山田容疑者の車の特徴によく似た車を町内のパチンコ店の駐車場で見つけ、パチンコをしていた山田容疑者に事情を聞いたところ容疑を認めたため、強制わいせつの疑いで緊急逮捕しました。警察の調べによりますと、山田容疑者はきのう(29日)は会社を休んでいて「むしゃくしゃしていた」などと供述しているということです。警察で動機などを厳しく追及しています。