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ハードディスクのコピー・ソフト (ディスクのクローン作成)


 ハードディスクを新しいものに交換 したい時、ディスクを丸ごとコピーできるソフトウェアがあると便利です。 データのコピーと違ってWindows のシステム・ファイルにはコピーできないものが多く、普通に転送するだけでは起動用のディスクになりません。

 フリー・ソフトも3種類ほど試してみましたが全て英語版で、無料のものは転送速度が遅いとか、コピーしたファイルが不完全でエラーが出るとか、CD-R に焼いても起動すらできないなど不満も多く、安心して紹介できるものはありませんでした。

●Acronis Migrate Easy 7.0 :
 市販のハードディスクをコピーするソフトで割りと使いやすく、簡単にクローンが作れたのはこのソフトです。 大手量販店でパッケージ版が 4,180円、ダウンロード版が 2,620円という価格になっていますが、めったに使わないソフトを購入するのはちょっと考えてしまいますね。

 今回紹介するのは 無料で15日間使えるトライアル(試用)版 で、それをダウンロードすればディスクのクローンが簡単に作れます。

●Acronis Migrate Easy 7.0 : (トライアル版): 
  
 この試用版ソフトは15日間限定ではありますが、全ての機能が実際に使えます。
(起動用のCD を作っても実行直前で終わるので、インストールして使いましょう)
 ハードディスクの交換などめったにやるものではありませんから、15日間使えれば充分です。 古い方のハードディスクは予備としてデータを消さずにおけば、ケーブルを差し替えるだけで元の状態に戻せますから、バックアップ用としての使い方もできます。
※実はこのソフト、バックアップ・ソフトの Acronis Turue Image 11 Home に「クローンの作成」として全機能が含まれているので、既に持っている方には必要ありません。
 ※使えるのはデスクトップPCで、ハードディスクの増設ができるものです。

●ファイルのダウンロードとインストール: 
 トライアル版ダウンロード のサイトにあるダウンロード・ボタンをクリックするとファイルのダウンロードが始まります。 ファイル・サイズは約44MB ですから、そんなに時間はかかりません。

 ダウンロードが完了するとデスクトップ上にセットアップ用のアイコンが出来ますので、一応ウィルス・チェックをしてからクリックしましょう。

 あとはセットアップ・ウィザードにしたがって「次へ」をクリックして行けばわずか数分でインストールが完了します。 再起動の必要もありません。 

 インストールが完了するとデスクトップ上に起動用のアイコンが出来ますが、クリックすると毎回こうした注意書きが表示されます。 試用版なので仕方ありませんが、『試用』をクリックしてソフトを起動しましょう。

●PDFヘルプ: 
 ソフトが起動したら 『ヘルプ』 をクリックすると、PDFで40ページのヘルプが開きます。 そんなに難しいことはありませんが、ハードディスクの交換やクローンの作成をしたことが無い方は一通り読んでから始める方が良いでしょう。
 この作業で特に注意したいのは、オリジナルのデータを消さないで下さい ―ということです。 エラーでクローンが作れなかった場合、元のディスクのデータまで消えてしまっては困りますから。

 このソフトもウィザードに従って行けばよいのですが、『自動』 を選ぶとパーティションのサイズを勝手に変更されたりするので、『手動』 で一つづつ設定する方が確実です。 

 『自動』 で行うとこんなレイアウトになります。(↑)

 『手動』 で設定すればオリジナルのパーティションと同じレイアウトのディスクが作れます。 新しいディスクの方が容量が大きい場合、それに合わせることもできます。 元になるディスクより容量の小さなディスクでも試してみましたが、サイズの縮小があると作業に時間がかかるみたいでした。 これはバックアップ・ソフトでも同じことです。

●オリジナル・ハードディスクのデータの保持:
 
 この作業で一番注意してほしいのは、オリジナル・ディスクのデータを消さずにおいて下さい ということです。 データの削除は後からでもできますが、先に消してしまってクローンの作成にも失敗すると、どちらのハードディスクも中身が空ということになります。

 私は4年ほど前に Acronis Turue Image 7 というバックアップ・ソフトでディスクのクローンを作ろうとしたことがありましたが、『自動』 でやったらエラーが出てクローンが出来ず、再起動したら古い方のオリジナル・ディスクからもデータが消えていて、頭の中まで真っ白になりました。(泣)

●PC の再起動: 
 クローン作成の設定が完了して再起動をすると、『システム・チェック』 と同じような画面が現れます。 作業時間はハードディスクの容量やPC の能力によっても違いますし、IDEとSATA(シリアルATA)でも転送速度に違いが出ます。
 私は160GB のSATA でやった時は30分とかかりませんでした。 でもIDEケーブルの古いPC と、オリジナル・ディスクより容量の小さなHDD の組み合わせでは1時間ほどかかりました。 もっともフリー・ソフトの HD Clone では4時間半かかった上に、転送データが不完全で使い物になりませんでしたが・・・

 作業が100%完了すると、Congratulations! (おめでとうございます)―の表示が出て、
  press any key to shut down your computer...  
 (どれでもいいからキーを押して、あなたのコンピュータをシャットダウンして下さい)

―とゆー説明がなぜか英語で出ます。 キーボードのキーを適当に叩くとPC が停止しますので、ハードディスクのマスターとスレーブ(主人と奴隷?)のコネクタを差し替えましょう。
 IDE ケーブルでハードディスクを並べ替えずにやるのは無理がありますが、SATA ならコネクタの1と2を差し替えるだけなので簡単です。

 この時ハードディスクのジャンパ・ピンの設定を確認しておいて下さい。 一般のHDD ではCS (ケーブル・セレクタ)で自動的にPC がHDD を認識してくれますが、マスターとスレーブを設定してある場合はジャンパ・ピンを差し替える必要があります。
 ジャンパ・ピンの設定はハードディスクのどこかに小さく図解してありますが、判らない場合はメーカーのホームページを検索で調べてみると良いでしょう。 ハードディスクのメーカーの中には、そのメーカーのHDD に限って使えるクローン作成のフリー・ソフトを配布しているところもあります。

●PC の起動と確認: 

 ケーブルの差し替えが済んだらPC を起動してみましょう。 うまく起動できなければ元の状態に戻してから再確認して下さい。

 うまく起動できたら、『マイコンピュータ』を右クリックして『管理』→『ディスクの管理』を開くと、上のようなグラフが表示されます。 上の 『ディスク 0』 が新しいHDD で、下のオリジナル・ディスクと入れ替わっていて、実際にやってみるとあっけないくらい簡単でした。
 古い方のオリジナル・ディスクはケーブルを差し替えるだけで元の状態に戻せますから、究極のバックアップ・ディスクとしても使えます。 データを消したい場合はドライブを 『右クリック』 して『フォーマット』 とすればよいし、 『パーティションの削除』 とすれば未割り当て領域になります。

●クローン作成後のハードディスクの状態: 

 新しいハードディスクにデータを移す前に、一応ウィルス・チェックとシステム・チェックとディスク・デフラグを行ったのですが、上がオリジナル・ディスクで下がクローン作成後の新しいハードディスクです。 これだけきれいに並べるのはディスク・デフラグでも無理ですが、随分とスッキリしてPC のリカバリでもしたみたいに快調になりました。

 Windows xp (Home Edition)のシステムの中にはPC の管理者でも開けない隠しファイルがあるのですが、Linux から開くとWindowsもただのファイルに過ぎないので全てのファイルを見ることができます。 実を言うとLinux から手作業でシステムの転送をやってみたのですが、こんな簡単にクローンが作れるなら最初からこっちを使っていれば良かった――というのが正直な感想でした・・・ それでこのソフトの紹介記事を書いたという訳です。 

●使わないハードディスクの無効化: 

 スレーブ側の古いディスクは使っていなくても電気を食って動きますが、勝手にケーブルを外すとPC が起動しなくなることがあるので、『デバイス・マネージャ』 で 無効 にしておきましょう。 わざわざディスクを外すこともありませんし、使う時だけ 有効 にして下さい。

 『マイコンピュータ』を右クリックして『管理』→『デバイス・マネージャ』を開いたら、右側にある『ディスク・ドライブ』をクリックするとハードディスクが表示されるので、下にあるスレーブ側のディスクを右クリックして『無効』としておけばハードディスクに赤のチェックが入って認識されなくなります。 
(PC によっては再起動が必要な場合もあります)

●Acronis True Inage 11 Home (トライアル版): 
 
 Acronis Turue Image 11 Home のトライアル版でもハードディスクのクローン作成はできるので、必要になったら再度ダウンロードして下さい。 ファイル容量が192MB ありますが・・・
※Acronis Migrate Easy 7.0 と同時にインストールすると、エラーが出て開けませんでした。

 このソフトはインストール時にウィルス・セキュリティが起動しているとエラーが出るので、アイコンを右クリックして 『全ての機能を無効』 としてからインストールします。 これも試用版なのでブータブル・メディア(起動用のCD-R)を作ってもバックアップはできませんが、ディスクのクローン作成やDrive Cleanser (ドライブ・クレンザー:データの消去)などは使えます。
 タダのソフトですが上手に活用しましょう。 使ってみて気に入ったら、購入も検討して下さいね。 (一応宣伝もしておかないと・・・)
 
私は Acronis Turue Image 7 を4年前に購入しましたが、今回使い比べてみたところではかなり良くなっていました。 『7』では復元時にハードディスク全体を戻すので時間がかかりましたが、『11』ではCドライブだけでも復元できるので短時間で出来てしまいます。
 PCのトラブルの多くはWindowsが起動しないなどシステムの問題が多いので、これなら買い換えても良いかも・・・・ アップグレード版は5千円くらいなので、来月新しいバージョンが出たら買おうかなと思っています。 予算があればの話ですが・・・


●今回かかった費用: ハードディスク代 3,761円 (日立Deskstar バルク品)
 二年前に買った時の約半分だから、HDD も随分と安くなったものです。 余った予算でメモリの増設もできました。 512MB のメモリ(ノーブランド・バルク品)で1,304円ですが普通に使えます。
 日立Deskstar のハードディスクは安い割には音が静かで気に入ってます。 4年前に流体軸受けなら静かだろうと購入したMaxtor 製は最初からガリガリとうるさい音がして、現在ではバックアップ用くらいにしか使っていません。

●ハードディスクの容量について:
 160GB のハードディスクを買ったのに、PC につないでみると149GB しかないということがありますが、これはメーカーの表示の仕方に問題があるからです。
 10進法では 1K=1,000 ですが、PC の世界(2進法)では 1K=1,024 (2の10乗)で、1M =1,024の二乗、1G =1,024の三乗ですが、メーカーでは1K を1,000 で数えているので実際の容量が少なくなるという訳です。

 ハードディスクにCapacity 160GB と書かれていても実際には149GB くらいですが、160を 1.024 で三回割ってみればそれくらいの値になります。 要するに上げ底表示で、これはUSBメモリでも似たようなものですね。 何か損した気分になるのは私だけでしょうか・・・
 (ファイルのプロパティを開くと、『サイズ:3.65 GB (3,924,755,086 バイト)』―などと書かれていますが、それも 1K=1,024 で計算するからです)

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by sumiblog3 | 2007-11-30 10:00 | ハードディスクのクローン作成 | Trackback

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