朝起きると幼女になっていた。
「マスター本日のご予定は」
そしてロボット娘に起こされて朝食を食べている。
「なあ茶々丸。私の名前はなんだ」
「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルです」
俺、男だったはずなんだけどな。
茶々丸のご飯マジうめえ。
どうやら俺の人生は麻帆良で過ごすと言うことに決定したようだ。
しかも、呪いかかってるから麻帆良の外に出れないし。
原作やらなにやら考えてみたのだが、俺がエヴァになったことによる変化とか難しいことはわからんので考えるのをやめた。
いつまでも家にいても仕方ないので散歩に出ることにした。
茶々丸が「マスターが外に・・・ついにヒキコモリと呼ばれる人種からの進化を」とか言っていた。
今日は日曜日らしいから明日からはちゃんと学校に行こう。
ふらふらと当てもなくさまよい歩いているわけなんだが、麻帆良はとても広くいろんなものがあるのでなかなか退屈しない。
「お姉さん!ぼかぁもう!!」
そうそう、こういうナンパしてるやつも・・・って横島!!
「なんで横島がここにいるんだ!!」
「ん?なぜエヴァが俺の名前を?」
「なんでお前がいるんだ!作品が違うだろう!!」
まさかここはGSクロスの世界だとでも言うのか。
「作品?はっ!!お前もまさか憑依者か!!」
「お前、も?」
ベンチに座って横島?と話をしていたんだが、どうやら横島も憑依者らしい。
ある日気づくと横島になって麻帆良にいたんだとか。
そして、そこに来たタカミチに捕まって、なんやかんやで学園で生活することになったとか。
文殊の使い方とかはなんとなく分かったとか。
「ちなみに士郎とか恭也に、パピヨンや、東方不敗とかもいるぞ。
俺が知ってるだけでも憑依者は10人くらいはいる。
みんな仲良くやってるぞ」
士郎は喫茶店のマスター。
恭也は木乃香のボディガードの一人。
パピヨンはなんか時々学園に現れる妖精的なポジション。
東方不敗は清掃のおじさんらしい。
頭が痛くなってきた。
学園長も最近「これ以上わけのわからんのを増やさんでくれ」とか言ってたらしい。
「まあお前ものんびりやったらいいんじゃないか?」
いや、俺の場合は原作とかすごい心配なんだけど。
俺ネギと戦ったりしないといけないんだぞ?
「原作には憑依者全員で関わることに憑依者組合の中で決定してる」
まあ俺は麻帆良から出れないから麻帆良の中だけの行動だけどね。
「お前もそのうち文殊とかルールブレイカーとか試してみるから。
できるかどうかはわからんけど」
まあ麻帆良から出れるようになるならうれしいけど、魔法協会的にはそれ大丈夫なのか?
魔法協会の偉い人達は東方不敗の怒声の前に敗れ去り、俺の解放を黙認することになりました。
そして、俺はどうやらYOKOSHIMAだったらしいあいつの文殊で解放された。
最近は休日に外に出て茶々丸と買い物するのがお気に入りです。
授業?
もちろん毎日出てるよ。
成績は真ん中くらいだけど出席日数は完璧。
憑依してから一度も休んでない。
新田先生に「マクダウェル、ようやく私の教育が伝わったのか!」と感激された。
そういえば、ガンドルフィーニ先生も憑依者だったらしく、こっそり一緒に飲んだ時に「なんで俺だけこんなやつに憑依したんだろう」とか遠い目で言われた。
まあ嫁さんいるしいいじゃないかと言ったら、どうやら嫁さんはメシマズらしい。
そいつはご愁傷さまです。
学校が終わり下校していると、時々近くで一番高い建物の上にパピヨンがいる。
みんながパピヨンーとか叫ぶと「もっと愛を込めて!」とか言っているのを見ることがある。
麻帆良の妖精らしい。
東方不敗も超級覇王電影弾で学園を飛び回りながら、下に落ちているゴミを消滅させて掃除をしている。
時々ミスって地面を削ってしまうのが困りものだとか。
あとは木上に登り降りられなくなった猫をマスタークロスで捕まえたり、ゴミをポイ捨てしようするヤツらに石破天驚拳をくらわしている。
あと、まだネギはこっちに来てないらしい。
明日に来る予定だとガンドルフィーニ先生が言っていた。
「はじめまして、ネギ・スプリングフィールドです」
俺は本当にこいつと戦わないといけないんだろうか。
まあ正直、解放されて時間制限も無くなった今では負ける気は全くしないけど、やっぱり負けた方がいいのかな?
「ネギ先生!質問質問!!」
「だが断る!このネギ・スプリングフィールドが好きなことは「お前もかーーー!!」なに!貴様新手のスタンド使いか!」