広島電鉄(広島市中区)は29日、社員が昨年9月に広島市西区の民家の植木を無断で伐採していたことを、本社で開いた株主総会で明らかにし陳謝した。
広電によると、大阪市在住の男性(59)が所有する西区草津南の民家の庭で、保線課の3人がサルスベリやヒイラギなど計26本を伐採した。木が電車や電線に接触する可能性があると判断したためで、男性には相談しなかったという。同社は上司を含め4人に厳重注意した。
株主総会で大田哲哉会長は「所有者に承諾を得ず伐採したことは誠に遺憾で申し訳ない」と陳謝した。