江田島市江田島町にある海上自衛隊の上陸用エアクッション艇(LCAC)整備場で30日、自走発着の運用が始まった。中四国防衛局が周辺3カ所で行った測定で目立った騒音はなかったが、住民たちから事故防止を願う声などが上がった。
午前10時ごろ、1艇が発進。プロペラを使わず約1・2キロ沖に出て、騒音を抑えるサイレント航走に切り替え約2・5キロ進んだ。最後に通常航走で輸送艦に乗り込んだ。もう1艇も自走で続いた。
防衛局は整備場から300メートル、500メートル、700メートルの地点で騒音を測定し、いずれも発進時は50デシベル台で推移。詳細は後日、市や住民に報告するという。
LCACの発着は従来、騒音問題などのため引き船がえい航。防衛局は安全面などから自走式にした。整備場の利用は年間20回程度という。
周辺海域は二つの漁協が共同で漁業権を持つ。視察した田中達美市長は「生活に支障が出る音ではないと感じた。安全面を第一に運用してほしい」と話していた。
【写真説明】整備場で自走式発着が始まった海自隊のLCAC
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