ニューオーリンズ(CNN) 海底油田の掘削凍結措置の凍結撤回をめぐる裁判で、ルイジアナ州ニューオーリンズの連邦地裁は22日、企業側の主張を認め、凍結撤回を命じる仮処分命令を言い渡した。
この措置は4月20日に発生したメキシコ湾の原油流出事故を受けて米政府が打ち出したもので、500フィート(約120メートル)以上の海底油田掘削を中止し、新規掘削は許可しないとする内容だった。
これを不服として海底油田掘削設備などの提供企業が訴訟を起こし、現在行っている掘削作業が危険をもたらすという確証はないと主張、凍結の無効確認と適用中止を求めていた。これに対して米司法省側のブライアン・コリンズ弁護士は21日、掘削凍結は当局が安全性を検証するために必要だと主張していた。
フェルドマン裁判官は「(政府の)調査結果と、極めて広範に及ぶ凍結との関係は理解しがたい。凍結の結果、回復不可能な損害を被るという原告の主張を認める」との判断を下した。
ギブズ大統領報道官はこの判断を不服として、直ちに米第5巡回控訴裁に控訴すると表明した。
一方、爆発炎上事故を起こした掘削施設を所有するトランスオーシャンは22日、凍結撤回を支持すると表明。ルイジアナ州知事も凍結撤回支持のコメントを出し、オバマ政権に対して控訴を思いとどまるよう要請した。