ジョージア州アトランタ(CNN) メキシコ湾の原油流出事故をめぐり、英BPブランドのガソリンのボイコットを呼びかけるデモが19日、各地で行われた。
ジョージア州アトランタのBPスタンドには、十数人が集まった。「大規模汚染企業をボイコットしよう」と書かれたボードを手にしたある参加者は「BPは2度と使わないつもりだ」と語った。
スタンド経営者らは、抗議の矛先が間違っていると嘆く。BPは2008年、利益の薄いガソリン小売り事業から撤退した。現在、米国でBPの看板を掲げる1万1500店のスタンドは、個人がフランチャイズで経営している。
アトランタ地区で22店のBPスタンドを経営するラッセル・スカラメラさんは昨年、BPからこれらの店舗を買い取った。スカラメラさんは、自分たちも事故の被害者だと強調し、経営が悪化したら従業員を解雇せざるをえないと話す。
また、米エネルギー情報局によると、一般的なガソリンは複数の生産業者を通じた「ノーブランド」ガソリンであるため、ある企業の生産したガソリンがその企業のスタンドで売られているわけではないという事実もある。
抗議者たちは、個人経営者に同情を示しながらも、BPの看板以外に標的がないと話している。
ガソリンスタンドとしては、BPとの契約のためBPの看板を外すことができない。そこで湾岸地区の経営者らは来週から、BP所有のスタンドではないことを明示する看板を取り付けることになった。費用はBPが負担する。
BP広報担当者は、市民からの質問対応についても経営者らに助言をするとしたうえで、「当社は互いに理解し合うことが重要だと考える。彼らは町中でのBPの顔だ」と述べている。