オシム節さく裂、成長太鼓判も「侍のように勇ましく戦うべき」
「スカパー!」の解説を務めた前日本代表監督のイビチャ・オシム氏(69)が、8強を逃した日本代表について、「W杯で日本は自信を手にした」と評価。一方で、「もっと侍のように勇ましく戦うべきだった」と苦言を呈し、メディアやファンにも成長を求めた。
オシム氏は、日本がPK戦の末に敗れたパラグアイ戦後に解説として登場。120分間の死闘を演じた日本代表について、「サッカーファンではない人の目を開かせる戦いだった。選手たちはこの戦いで自信を手にしたはずだ」と賞賛した。
格上のカメルーンやデンマークを下し、強豪オランダと互角の戦いを演じた日本の戦いぶりを「どんな強豪ともかなり対等な試合をすることができるということが証明された」と評価した。
一方、「自分の力だけでゴールを上げることができるという誤解に基づくプレーがあった」とワンマンプレーには苦言。「日本人は歴史を通じて勇敢さを保ってきた民族。侍の時代にしろ、戦争中の神風攻撃にしろ、勇気がなければできない。サッカーでは自分の命をピッチの上で失う危険はない。もっと侍のように勇ましく戦うべきだった」と代表の消極プレーに注文も出した。
また、PK決着に批判的なオシム氏は、「W杯の試合でこういう形で決着するのがふさわしいのかどうか」とFIFAにもチクリ。「『こぼれたミルクは戻らない』ということわざがある。今日の日本はミルクをこぼしてしまった」と、悔やんだ。
「今後はW杯でどこまで勝ち進むかということを意識したトレーニングができる。そういう日本代表になることができる」と代表の成長に太鼓判を押したオシム氏。
最後は「ゴールをあげた選手だけが注目される」とメディアを批判。「代表ばかりでなくJリーグの試合も見るべき」とファンへの注文も忘れなかった。
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オシム氏が視察「日本はもっと走らないと」 5月31日(月) 6時01分 (スポーツニッポン) |
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