2010.06.14 Web posted at:  10:19  JST Updated - CNN
USA

オバマ大統領、原油流出問題で15日にテレビ演説へ

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ルイジアナ州グランドアイルを訪問するオバマ大統領 6月4日撮影

ワシントン(CNN) 米南部ルイジアナ州沖のメキシコ湾で起きた原油流出事故への対応をめぐり、オバマ米大統領は14日から2日間の予定でメキシコ湾岸地域を訪問し、15日午後8時(日本時間16日午前9時)に国民向けのテレビ演説を行う。アクセルロッド大統領上級顧問が13日、明らかにした。

オバマ大統領が現地を訪れるのは、4月10日の事故発生以来4度目。政府高官らによると、大統領はアラバマ州セオドア、ミシシッピ州ガルフポート、フロリダ州ペンサコーラで被害状況などを視察する。

ホワイトハウスによれば、演説は約15分間の予定。原油汚染への今後の対応のほか、石油などの採掘を承認する内務省鉱物資源管理部(MMS)の再編にも言及する見通しだという。

大統領はさらに16日、英BP幹部との会談を予定している。アクセルロッド氏によると、大統領はBPに対し、汚染の被害者への損害賠償金支払いのために、エスクロー勘定を開設するよう求める。同氏は「BPは投資家に対する法的責任だけでなく、メキシコ湾岸住民への倫理的、法的責任を負っている」と指摘し、賠償金の迅速な支払いを求める立場を強調した。

原油流出事故への大統領の対応をめぐっては、共和党議員らが「事故発生の10日後になって現地へ閣僚級を派遣し、50日たってもBPの最高経営責任者(CEO)と会わないといった対応の遅さから指導力が疑問視される」(ペンス下院議員)と批判するのに対し、民主党からは「この問題には20近くの機関が関係しているため、足並みをそろえるだけでも難しい」(クリバーン下院議員)など、擁護する声も出ている。

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