韓国のドラマ「冬のソナタ」に出演し、日本でも高い人気を集めた韓国の俳優、パク・ヨンハさんが、30日朝早く、ソウル市内の自宅で死亡しているのが見つかり、警察は、自殺の可能性が高いとみて調べています。
パク・ヨンハさんは、30日午前5時半ごろ、ソウル市内にある自宅で携帯電話の充電器のコードが首に巻きついた状態で死亡しているのを、いっしょに住んでいる家族が見つけ、警察に通報しました。遺書などは見つかっていませんが、パク・ヨンハさんは、最近、末期がんの宣告を受けて闘病中だった父親を気にかけており、29日の夜も、就寝前に父親の体をマッサージしながら、「ごめんなさい」などと繰り返していたということです。警察は、現場の状況などから、自殺の可能性が高いとみて調べています。パク・ヨンハさんは32歳で、2002年に韓国で、翌年には日本で、それぞれ放送されたドラマ「冬のソナタ」に出演し、主人公のペ・ヨンジュンさんの恋敵役を熱演して、韓流スターの1人として高い人気を集めました。その後、日本で歌手としてデビューし、日韓両国を行き来しながら各地でコンサートツアーを行っていたほか、韓国で新しいドラマの準備を進めているところでした。