2010年6月28日12時51分
大嶽親方
大相撲の野球賭博問題を検証している日本相撲協会の特別調査委員会から懲戒処分を求められている大嶽親方(42)=元関脇貴闘力=は28日午前、関係者を通じて日本相撲協会に退職願を提出した。協会は受理していない。処分について理事会で議論するため、扱いを保留したとみられる。
協会関係者によると、大嶽親方は野球賭博などで負けて2千万〜3千万円の借金を抱え、琴光喜関が返済の一部を肩代わりしていたという。このことは、27日の調査委で報告された。調査委の事情聴取に大嶽親方は、今回の問題に対する責任を認めている模様だ。
調査委では、大嶽親方が当初、協会の調査に賭博へのかかわりを否定する説明をしていた点を重視。懲戒処分の中でも最も重い除名か、その次の解雇が相当だと協会に勧告した。