こいつだけは落選させたい。(2)
【神奈川選挙区】千葉景子(民主党)
【埼玉選挙区】 西田実仁(公明党)
この二人は最新のマスコミの調査によれば当選圏に入っています。当初は二人とも落選するのではと思われていただけに驚いていますが、やはりここに来て組織票というものは侮れないということが分かります。
先ずは千葉景子の神奈川選挙区から見てみましょう。
【神奈川選挙区】 定数3
小泉昭男 自民党
千葉景子 民主党
金子洋一 民主党
中西健治 みんなの党
この4名の事実上の争いになっています。当初はみんなの党の中西候補がトップ当選するのではないかーなどと言われていましたが、現在のところは当落線上にあるようです。
小泉候補については自民党の若きホープとなった小泉進次郎衆議院議員の力が大きい。自民党内ではこの小泉進次郎氏にまさるスターはいません。演説にも研きがかかっており舌鋒鋭く民主党を斬りまくっています。
この小泉進次郎議員と同じ名字であったことで小泉昭男候補は救われました。小泉W(ダブル)選挙と評されるほどに二人三脚で選挙区を回っています。神奈川県下では小泉ブームが起きています。
千葉景子法務大臣は当初落選もあるのではないかと囁かれていましたが、ここに来てやはり長年培ったその支援母体が危機感を抱いて抜け出してきたと言われています。
労組の組織票は千葉景子候補に集まると見られています。千葉候補は法務大臣になったのは、鳩山・小沢氏への検察の捜査を牽制するためと見られて来ました。
その見解に間違いはありませんが、だからと言って鳩山や小沢グループではありません。民主党内では現在の民主党の権力派閥である菅ー仙谷ー枝野ラインに近く、彼女を落選させてはならないという現執行部の暗黙の了解があります。
対して金子洋一氏はその経歴からも明らかなように、左派系の人物ではありません。
「早稲田大学政治経済学部政治学科に入学したものの自主的に中退し、東京大学経済学部経済学科に再入学。その後卒業。在学中は、政治学は佐藤誠三郎、経済学は根岸隆にそれぞれ師事。また、学外で作家の児島襄にも師事。」
佐藤誠三郎氏は中曽根内閣のブレーンも務めた保守論客であり、又児島襄氏は外国人横綱不要論を唱えたり、昭和天皇を擁護する立場からの「天皇」論などもあり、左派系のイデオロギー論者ではない。
ここは保守派は金子洋一候補に票を入れて、千葉景子候補を落選させる手もあったが、現在千葉景子候補が頭一つ抜け出してしまっているとの世論調査もあり、難しい所です。
みんなの党は無党派層が頼みの選挙であり、組織票は全く当てになりません。江田憲司みんなの党幹事長、浅尾慶一郎政調会長が同県選出だけに、負ける訳には行かないと必死で応援していますが、まだブームとなってはいない。
この選挙区で一番のブームを起こしているのは小泉進次郎という若き自民党の救世主一人と言うわけです。
【埼玉選挙区】 定数3
関口昌一 自民党
西田実仁 公明党
大野元裕 民主党
島田智哉子 民主党
小林司 みんなの党
以上の5名で事実上争われています。ここは当初公明党は候補者を擁立しないと思われていたが、民主党にそれほどの勢いが感じられないということで急遽候補者を擁立した選挙区です。
ここは神奈川県ほど各候補者に差はないと思います。つまりこの順位は大きく変わる可能性もあり、自民・公明も安泰というわけではありません。
この埼玉選挙区の趨勢を占うカギは何と言っても投票率にあります。投票率が高ければ公明党候補の落選も考えられますが、低い投票率となれば確実に公明党は議席を得ることになります。
よって埼玉選挙区では投票率を高めることが、公明党候補を落選させる最良の手段となります。特定候補への批判などではないので、公選法に触れる恐れは一切ありません。
埼玉選挙区の皆さんにおかれましては「皆さん、必ず選挙に行きましょう。」と呼びかけるだけで、創価学会信者の狂気じみた選挙に打ち勝つことが出来ます。
時事ドットコム:民主内の保守派と連携も=たちあがれ日本・平沼赳夫代表 ...
「わたしが無所属だった5年の間、民主党の保守的な代議士と勉強会や食事会で交流してきた。将来的にはそういう人とも連携する可能性はある。」
今、これを言葉だけでなく行動で示していただきたい。交流を深めている保守系の議員がいるなら、その民主党候補の選挙区で是非応援演説を行うことはできないか。
もし、その保守系の議員の中に神奈川選挙区の方や埼玉選挙区の方がおられるなら、それをお願いしたい。埼玉選挙区の島田候補は民主党の中でも数少ないまともな考えを持った旧民社系の候補者であり、その民社協会には外国人参政権に反対しているUIゼンセン同盟幹部も所属しています。
平沼赳夫氏が交流を温めてきた民主党候補の応援で、街頭に立つことの意義はかなりあると思います。同じ民主党内で左翼売国派と戦う保守系候補の応援に今こそ立つべき時ではないのでしょうか。