総合格闘技史上最大級の番狂わせが起きた。米ストライクフォースの大会「ヒョードル対ヴェウドゥム」が26日(日本時間27日)、米カリフォルニア州サンノゼのHPパビリオンで開催され、エメリヤーエンコ・ヒョードル(33)=ロシア=が1回1分9秒、ファブリシオ・ヴェウドゥム(32)=ブラジル=の三角絞めでギブアップする大波乱の結末となった。
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六角形の金網の中で、皇帝の時代にあっけなく幕が引かれた。
開始早々、圧力をかけていったヒョードルはフックでなぎ倒し、上にのしかかった。03、04年柔術世界王者で07年アブダビコンバット世界王者のヴェウドゥム相手に、パウンドを狙っていくが、腕ひしぎ十字固めに捕まりかけた。
これを抜いたヒョードルが、金網際で三角絞めをセットされた。左右に動いて脱出を図ったが、組み技のエキスパートの絞めは深くなるばかり。ヒョードルの右手がヴェウドゥムの左モモを1度だけタップするまで、試合開始からわずか69秒。PRIDEでアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラを2度にわたって完封した姿には程遠かった。
ヒョードルの敗北は00年12月22日、リングスで高阪剛にTKO負けして以来。そのときは出血によるものだったため、実質的には34戦目にして初の黒星となる。
ストライクフォースとの契約は、まだ1試合残っている。政界への転身も報じられているヒョードルだが、再起の道を選ぶのか…。
(2010年6月27日)