◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
文字サイズ100%
小泉純一郎元首相(68)が28日、参院選公示後の第一声を千葉であげた。小泉政権時に少子化担当相を務めた、自民党千葉選挙区の猪口邦子氏(58)が市川市民文化会館で行った演説会に応援弁士として出席。政権交代後の民主党を「暴走、迷走、強行。自民党もあそこまでひどくなかった」とバッサリ斬り捨てる“小泉節”で、会場を沸かせた。
今や懐かしささえ感じる「小泉劇場」が、千葉で“再上演”された。
改選数3で民主、自民ともに2候補者ずつ立てている激戦区。2000人近くが詰めかけた会場で、元首相は「(政治とカネの問題で小沢一郎前幹事長を)証人喚問しろと言っても全然無視してるでしょ。自民党の方がまだ良識があった。権力の前でみんな黙っちゃう。単独過半数を与えたら大変なことになる」。ひとしきり民主党批判を繰り広げると、「自民では変人までいかなくても、異色の猪口さん。(自民候補者同士で)足の引っ張り合いをするドロドロした選挙区でよく出る気になった。女は愛きょうというけれど、猪口さんには度胸も勇気もある」と猪口氏を絶賛した。
2005年の衆院選では公示後に全国60か所で応援の街頭演説を行い、自民党を大勝に導いたが、政界引退後は、その神通力にも陰りが見え始めていた。昨年の地元、横須賀市の市長選では無所属候補者の応援に入ったが、落選。党に逆風が吹く中での前回衆院選では、次男・進次郎氏の応援も逆効果と判断して、あえて控えた。限定的に牧島かれん氏(神奈川17区)らの応援演説は行ったが成果は上がらなかった。
党関係者によれば、今回の参院選前に「それでも小泉さんに」との応援依頼はチルドレン候補者を中心に複数あり、すでに断ったところもあるという。だが、猪口氏の応援演説は、2日の決起集会に続き2度目という異例の肩入れぶり。小泉氏は壇上で「猪口さんは世襲議員ではない。自民党でなくても活躍できる人。1回ならともかく2回行くことなんてありませんよ」。県連関係者も「深い縁がある猪口氏が苦戦しているということで特別に受けていただいた」としており、この参院選ではこの1か所限りとなる可能性もある。
猪口氏は、小泉氏の演説を約40分間、立ったまま聴いていた。「政治の恩師ですからひたすら緊張しました」と元首相の寵愛(ちょうあい)に感激していた。
(2010年6月29日06時02分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)