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仲良くW杯観戦…“幻のゴール”に独首相謝罪

サッカーW杯のドイツ―イングランド戦をテレビ観戦するドイツのメルケル首相(左)と英国のキャメロン首相
サッカーW杯のドイツ―イングランド戦をテレビ観戦するドイツのメルケル首相(左)と英国のキャメロン首相
Photo By AP

 サッカーW杯南アフリカ大会決勝T1回戦のドイツ―イングランド戦でイングランドが放った“幻の同点弾”をめぐり、ドイツのメルケル首相が誤審を指摘し、英国のキャメロン首相に謝罪した。両首相はカナダ・トロントで行われた20カ国・地域(G20)首脳会合に出席。27日午前(日本時間28日未明)の会議をそろって抜け出し、W杯を一緒にテレビ観戦していた。

 両首相はテレビ画面を前に、隣り合わせに着座し、後半戦から観戦した。共同電によると、会議を途中退席した表向きの理由は「2国間会談」。ホスト国のカナダが配慮したという。

 ドイツの2―1で後半戦が始まり、1点差の目が離せない展開に両首相は時折前かがみになって応援。後半22分にドイツが追加点を決めると、キャメロン首相は頭を抱えて悔しがった。

 前半38分にイングランドのランパード(32)が放った“幻のゴール”は、後半に入った中継でも何度もVTRが繰り返し放送され、キャメロン首相は「ビデオ判定を導入すべきだ」と指摘。メルケル首相も「2点目のゴールは明らかに決まっていた。ごめんなさい」と謝罪して気遣った。

 両首相の間に遺恨は残らず、メルケル首相は試合終了後、「スポーツ精神に満ちた雰囲気の中で観戦した」と振り返り、キャメロン首相からドイツ代表に向けた祝辞があったことも明らかにした。

 この試合の主審と副審はウルグアイ人が務めた。

 今回のG20サミットは、25日(日本時間26日)にカナダ・ムスコカで開幕した主要国(G8)首脳会議と初の同時開催。G8の8カ国のうち6カ国はW杯に出場しており、議場でもサッカーが話題になった。

 菅直人首相は日本の決勝T出場を受け、25日にメルケル首相との会談で「決勝でお会いしたい」とあいさつ。ただ、日本とドイツが勝ち進めば準決勝で対戦することになっていたため、赤っ恥発言となってしまった。

 また、決勝Tは敗退したものの、1次リーグを突破した米国のオバマ大統領もW杯の話題を繰り返していた。一方、強豪国ながら1次リーグで敗退したイタリアのベルルスコーニ首相とフランスのサルコジ大統領は肩を落としていたという。

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