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渋谷騒然「ニッポン」コールで選手ねぎらい
PK戦で敗れたが日本代表の健闘をたたえるファンが渋谷センター街に集結する
Photo By スポニチ |
サッカーW杯南アフリカ大会「日本―パラグアイ」戦が行われた29日深夜、列島が応援ムード一色に包まれ、日本の健闘に惜しみない拍手が送られた。東京・渋谷駅前のスクランブル交差点には試合開始1時間前から日本代表のユニホームを着た若者が集結。敗戦の瞬間、大きなため息が起きたが、すぐに「ニッポン」コールがわき起こり、選手たちをねぎらった。
雨が降る中、渋谷駅前のスクランブル交差点では信号が青になるたびに、歩道にいるサポーターが大声を上げながら交差点の中央へ集結。200人ほどの輪ができ「オイ!オイ!」と叫びながら拳を突き上げた。中には肩車されながらブブゼラを吹く人も。信号が赤になるまで続き、そのたびに警察官が「信号は赤になっています!」と注意。日本代表の激戦さながらのピリピリムードが続いた。
路上にいる大半の若者が携帯電話のワンセグで試合の中継を見ながら応援した。後半開始前には雨脚が強くなり、多くが駅の改札など屋根のある場所に避難。座り込みながらワンセグを見る人や、携帯電話の電池が切れたため他人の画面をのぞき込みながら声援を送る人もいた。
1次リーグの3試合でも同様の盛り上がりはあったが、試合開始前からの騒然とした雰囲気はこの日が初めて。試合開始の約30分後には警察官約300人が配置され、交差点の斜め横断を禁止。混乱が早朝まで長引くことを想定し、渋谷駅のガード下には機動隊の車両が待機していた。
忠犬ハチ公像も厳重に警備された。警察官4人が取り囲み「ハチ公に危害を加えられないようにするため」と説明。1次リーグの際にハチ公に登ろうとする人が続出したという。足場が悪いため落下する危険性が高いこともあり、鉄壁のディフェンスで警戒していた。
若者が集う渋谷のクラブ「WOMB」は1000人近くのサポーターで超満員。24日のデンマーク戦に勝利し、決勝トーナメント進出が決まったことで急きょパブリックビューイング(PV)の開催を決定。入場券は即完売し、フロアはサムライブルー一色に埋め尽くされた。試合前からサッカーの応援ソングが流れ、クラブDJが「勝つぞ〜」と絶叫。ここでもブブゼラが鳴り響き、サポーターは踊りまくって日本代表に声援を送った。
新宿や六本木でも各警察署が数十人の署員を巡回させ、警備に当たった。
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