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4時間36分まさに粘り勝ち 盧 父にささげる8強

男子シングルス4回戦でアンディ・ロディックを破った盧彦勲
男子シングルス4回戦でアンディ・ロディックを破った盧彦勲
Photo By 共同

 【ウィンブルドン選手権】ロディックの強力サーブのコースを読み、ラリーに持ち込んで金星を挙げた。最初のマッチポイントで盧彦勲はパッシングショットを決め、4時間36分の熱闘をものにすると、総立ちの観衆の中で両手でガッツポーズをつくった。

 アジア選手としては松岡修造以来、実に15年ぶりにベスト8の快挙だ。「無理にショットを決めようとせず、チャンスを待った」。過去4年連続1回戦負けの成績がうそのようだった。サーブの安定感が抜群で、ブレークを許したのは第1セットの1ゲームだけ。最終セット、4―4からの第9ゲームのブレークポイントのピンチも果敢なネットプレーで切り抜け、過去3度準優勝の強敵に粘り勝ちした。

 記者会見で26歳の世界82位は、10年前に亡くなったという父への感謝の言葉を口にした。「練習に車で連れていってくれた。すべての世話をしてくれた。天国の父とこの勝利を分かち合えるのを誇りに思う」と胸を張った。

 台北出身で、2月には日本リーグのソニーでリーグ優勝に貢献した。身長180センチと特別に恵まれた体格ではないが、アジア人でも世界に通用することを、粘りのプレーで証明した。 (共同)

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