東京入国管理局が強制送還しようとしたガーナ人の男性が成田空港で死亡した問題で、男性の妻が28日、「入管職員らの暴行で死亡した」として刑事告訴しました。
この問題は今年3月、不法残留を理由に東京入国管理局が強制送還しようとした、ガーナ人の男性が成田空港で乗せられた飛行機で意識を失い、その後、死亡したものです。司法解剖が行われましたが、男性の死因は不明のままとなっています。
こうしたなか、男性の妻は28日、入管の職員数人が暴行を加えたことによって死亡したとして、千葉地検に刑事告訴しました。これまでに入管側は妻に対し、「男性が暴れたために手錠とタオルを使って制止した」と説明するにとどまっています。(28日18:16)