職員が提出した正常化を求める意見書に対し、「シュレッダーにかけろ」と一喝。鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、その独自の政治手法をますますエスカレートさせています。
28日は、阿久根市の職員の9割を超えるおよそ200人が署名した上申書を、猿楽善次総務課長が竹原信一市長に提出しました。それに対し、竹原市長は・・・。
「(上申書を)見ずに、シュレッダーにかけろと・・・」(上申書を提出した猿楽善次 総務課長)
上申書では、議会を招集せずに職員のボーナスを半分にしたり、議員の報酬を日当制にするなどの専決処分を繰り返す竹原市長に対し、法令の遵守と専決処分の撤回、議会の速やかな招集などを求めています。
「メディアは選ぶ。あなたたちは信用できない」(竹原信一 市長)
阿久根市の問題については鹿児島県の伊藤知事も先週、竹原市長と面談し、議会を招集するよう求めましたが、竹原市長は28日、自らのブログに「『しょせん役人だな』と感じた」などと記載し、対決姿勢を示しています。
「自分で判断しておっしゃったんですから、特にコメントもありません」(伊藤 鹿児島県知事)
(28日18:12)