ようす 今日の常楽寺

2010/06/29  昨日は誕生日。

朝6時25分、気温23度。薄曇り。暑い夜でした。眠れなくて参りました。頭がぼーっとしています。昨日は55歳の誕生日でした。息子からのお祝いメールに喜び、娘からの電話に感激!母と妹夫婦、そしておばの面々がお祝いをしてくれてまたまた大喜び!ひまわりコーラスのメンバーが手作りのケーキで祝ってくれたのにはビックリ!ついに四捨五入すると60歳の大台に乗る年齢まで来てしまいました。心の中ではまだまだ30代?と思っているのですが、やはり外見も身体内部もガタガタ、ボロボロ・・・。昨日車のオーデイオが不調で札幌の買ったところで見てもらいました。3年間の保証期間がついているので無料でオーデイオを取り替えるそうです。機器の保証は3年間、私たちの身体の保証はいったい何年間?明日とも知らず今日とも知らずのいのちです。そう考えると、よく55年間も元気に動いてくれたな〜と感謝せずにいられません。不思議な縁でこの身体をいただき、不思議な縁で徹淨という名の人生を送らせていただいています。毎日のひとつひとつは、あたかも自分自身で決定しながら自分の意志で動いているように思いますが、実はその決定には、はるか昔からの時間的いのちのつながりの中で知らず知らずに決定してしまっているのです。しかも今の自分の置かれている現状、いわば空間的な支えの中で最良の方向性を見いだしながら生きているのです。縦の線を時間軸と考え、横の線を空間軸と仮想すると、その交点に自分はいるのです。全てがおおいなるはたらきの中で動かされています。そのおおいなるはたらきを他力と呼び、そのことに気づいた時、私の生き方は大きく変わります。気づかせて下さるのは、もちろんナモアミダブツのお念仏です。

2010/06/28  大成功だったお待ち受け法要!

朝6時35分、気温22度。晴れ。まだ頭も身体もすっきりと起きません。だるくてだるくて、疲れた〜という感じです。昨日、50年に一度のお待ち受け法要が盛大に開催されました。900人を超える参加者の中、滝川の文化センターにて思い出深い法要をお勤めすることができました。空知北組の僧侶・坊守・寺族のみんなが心を一つに1年も前から準備して来たことが花開いた瞬間でした。オープニングは、打ち合わせだけの場面や、たった一度の本番前の練習の場面などのつながりの中、本当に予定りうまくいくのか心配でしたが、緞帳の開いた瞬間、会場から驚きのどよめきが起こりました。子どもたちもよく頑張って歌いました。『空』はもともと、大人の人が弾き語りで歌うように作られた低い音で成り立っている曲ですので、変声期前の子どもの声の高さには無理があるのです。もっと高い音域に移調させてあげるとか違う曲を選曲するとか考えてみる必要はあったかもしれません。その方が子どもたちに余計なプレッシャーをかけなくて済んだかもしれません。しかしキッズの関係は担当者がいるので、部外者が口出しする事ではありませんから、多少はがゆい面もありましたが、立つ位置を前につめるとか、出だしのタイミングを知らせるとか、マイクの位置を工夫するなど、側面からバックアップのできることをしました。その結果、本番では会場一杯に響くことができたようです。そして圧巻は150人もの『そらきた合唱団』です。出る出ないと最後までメンバーのはっきりしない曖昧さもぐっと受け止め、ステージに上がった時に何とかするというスリル満点の取り組みでしたが、予想以上の150人がステージ一杯に、心を一つに歌いました。演奏そのもののできはまあまあでしたが、ステージに上がってオープニングに参加するという、めったにない体験をしたのですから、大変なことです。僧侶の皆さんの協力の中、讚仰作法音楽法要が、これまた会場みんなの参加の中で執り行われたのは素晴らしい出来事でした。さらには御講師の佐々木高彰さまの響く渋い声に会場みんなが引きつけられました。泣かせる内容も良かったです。そして素人集団『そらきた劇団』の演技は、それぞれの個性が発揮され、楽しく笑いを誘う場面がいくつもありました。練習の取り組みやその場になってからの照明の工夫で、スタッフをドキドキさせましたが、何事もなかったように協力してくれるあたり、さすが『オフイス河野』のメンバーたち!有り難うございました。一生懸命さゆえと、事前準備の甘さから会館の備品そのものに勝手に直接ねじ釘を打ち込んで使用していた事は許されない事ではありました。会館側からおしかりを受け、充分に謝らせていただきました。昔、勤めていた中学校での学校祭を思い出しました。一生懸命展示物を作る気持から学校の建物そのものに釘を打ち付けたり、のこぎりで切ったり、砂を持ち込んだりと何でもありの世界になってしまい、よく怒りつけた事がありました。そこで問題になるのがせっかく作り上げたんだから生徒たちの気持を考え、達成感を大事にしてやるべきだという考え方と、結果がよければ手段を選ばないのか?という問題です。大人の活動も同じ事で、やればやるほどこうしたいという欲求は当然出てきます。どこまででよしとするのか、諦めも大事だと思います。部分にこだわり出して全体が見えなくなってくるという、必ず陥る『イベント病』にかからないよう気をつける必要があると思います。目的と手段の整理をしながら、絶えず自分に問いかける事が大事かな?このことは『慚愧と歓喜』のかかわりに似ているかも?何をしても問題点は出てきます。お寺の世界に入り、一番気になるのは、取り組む事に意味を置き、反省をあまりしない傾向にあるような気がするのは私だけでしょうか?目標〜実践〜評価のP-D-Sのサイクルがないと、教育とは言わないと同じように、『教義・目標〜布教活動・実践〜さらなる取り組みへのための評価』が私たち宗教活動に関わるメンバーには大事な事だと思います。何はともあれ私の目標としていた3キロ減は、暑くて動きの必要なお待ち受け法要の実践によって、結果は4キロ減という素晴らしい評価となって無事終了!

2010/06/27  お待ち受け法要の本番です!

朝5時45分、気温20度。薄曇り。いよいよ待ちに待った、親鸞聖人750回大遠忌お待ち受け法要の開催日となりました。昨日も夜の8時過ぎまで会場での準備をしていました。演劇の練習も何とか通すところまでこぎ着けました。声の調子が悪い人、体調を崩している人、葬儀で忙しい人、様々な難しい状況の中にも、50年に一度のお待ち受け法要に出遭わせていただく喜びの方が勝っていますから、愚痴一つ出ない良い雰囲気です。こういう取り組みをするとたいていは足を引っ張ったり、ムードをこわしたりする人が現れがちですが、空知北組の場合、良く言えば協力的ですし、悪く言えばやる人はやれば〜といういい意味での自由が保障されています。それにしてもわが寺も40人の参拝になりましたし、全体でも900人を超える参拝となりそうです。5時間にも及ぶ内容の濃い取り組みです。最後までスムーズに流れるよう、もう一度準備を念入りにしたいと思います。

2010/06/26  超忙しい1日となりそう?

朝5時、気温20度。晴れ。暑い日が続いています。夜も北海道にしては珍しく寝苦しいです。体調も心配な中、いよいよお待ち受け法要も明日となりました。今日は会場準備で大忙し。朝から準備ですが11時に隣町で葬儀が入っています。12時には自坊から喚鐘や高座、1.000個の記念品や経本を運び出します。13時に滝川文化センターに搬入予定です。関係者も1時に集合で、舞台作成に入ります。2時半には奈井江町仏教会のお招きで稚児さんや保護者相手の法話をしてきます。3時半には終了して急いで4時からの骨揚げ法要に出勤です。5時には滝川の文化センターに戻り、音響や照明の打ち合わせと演劇のリハーサルです。本当に間に合うのだろうかという心配な面もありますが、やるしかないっしょ!それにしても何度も手直しして作り上げた進行台本でしたが、昨日になって急きょ変更が出てしまいました。本山総長からの『達書』が昨日になって届き、教務所長が代読されるとか?いつ読み上げるのか、どこで読み上げるのか、御出勤の順番や席順はと、どんどん変更が出てきます。製本テープまで貼って作り上げた進行台本30部は作り直しとなってしまいました。どうして本番2日前になってそんな大事な事が出てくるのでしょうか?想像するに教務所の担当者が忘れていたのでは?怒ってもしょうがないので、必死に朝から作り直しです。ひえ〜、ストレスで益々太っちゃう!玄関前も壊れてしまって大変です。何とか修理をしなくては!重なるときはどんどん難問がふりかかって来ます。

2010/06/25  今日はお通夜です。

朝5時45分、気温18度。曇り。日本全国のサッカーファンは感動しながら寝不足の朝を迎えていることでしょう。そうです。勝ちました!日本が決勝トーナメント進出を果たしました。おめでとう!ダメかな〜と思いながらテレビのスイッチを入れたとたん、2点のリード。うわ〜、すごいことになってると4時すぎから飛び起きて観ていました。いや〜、良かったです。すごく良い試合でした。
昨日は朝から大雨でした。滝のようにというか、バケツをひっくり返したという表現がぴったりのものすごい雨でした。そんな中、赤平の常照寺さんへ司会者の原稿を届けに行きました。ところが司会をしていただく奥様が咽を痛めぜんぜん声が出ない状況でした。耳鼻咽喉科に治療に行くとのことでしたが、早く良くなってほしいです。帰宅したら隣町の北竜町のお檀家さんがお亡くなりになったという連絡が入りました。枕経に駆けつけ、今日25日の7時からのお通夜、26日の11時から葬儀という予定になりました。今日は法事もありますし、お待ち受けの準備もあります。超忙しい1日となりそうです。頑張るぞ〜!

2010/06/24  すごい雨です〜。

朝6時、気温17度。雨です。すごい大粒の雨が、明け方からずっと降っています。お陰で熟睡でき、目覚めも良いです。さっそくこのような朝にふさわしい掲示伝道ということで、『雨の日は雨の日の、老いの日は老いの日の、かけがえのない大切な人生がある』を掲示させていただきました。若い頃にはこうだった〜、晴れてればこうなのに〜、と愚痴ばかりついてしまいがちな私たちに、見直す視点を与えてくれる大切な言葉だと思います。見直す中に、何を努力すれば良いのか?何をあきらめるのか(諦観)がわかった時、もっと素敵な人生の受け止め方が生まれるのではないでしょうか。晴れた日には邪魔者扱いされる傘や雨具の有り難さ。雨の潤いで元気を取り戻す草花たち。見方や考え方をちょっと変えれば、今とは違った人生が開けるはずです。昨日も赤平市の常照寺さんに集まって、27日のお待ち受けの会議をしてきました。いろいろな意見が出され司会者の原稿も何とか満足のいくものが出来上がりました。みんなが一生懸命取り組みました。結果も大事ですが、1年にも及ぶ取り組み自体が素晴らしい収穫です。組で合唱ができるなんて夢にも思わなかったです。讚仰作法音楽法要に全員が取り組むなんて誰が想像したでしょう。同じ取り組みを都市の組で準備しているそうですが、なかなかまとまらず困っているとか?本当に空知北組のメンバーは素晴らしいです。佐々木組長さんの懐の深いまとめがあるために、各自がそれぞれの力を発揮し、輝いています。できるだけ、たくさんの方々に見ていただきたいものです。現在900人ほどの参加予定です。

2010/06/23  ミツバチがぶ〜ん。

朝6時50分、気温21度。曇り。雨の予報が出ています。暑さが続き、雨もパラパラと降ってますので草花の成長も早いです。この前、植えたばかりの花がもう満開。さっそくミツバチが美味しそうな蜜を求めてぶ〜ん。平和なひとときです。昨日は札幌別院にダーナ献金を納めてきました。先日、我が寺を会場に行なわれた仏教婦人会幹部研修で集めたものです。帰宅後は拓大の講義に出講。うだるような暑さでしたので欠席者が多いのでは?との心配をよそに、全員元気に出席でした。身振り手振りをつけながら歌うテストでしたが、個性的な表現が多く、現代っ子には驚かされます。ひまわりコーラスの練習も大詰め。本番を想定し、指揮者無しでの演奏の練習をしました。昨日は3件も布教の依頼が殺到?珍しい事もあるものです。口べたな私でいいのですか?と何度も確かめながら、有り難い依頼をお引き受けいたしました。一つは鷹栖の専証寺さんの降誕会布教です。今大活躍の有名な布教使さんのところですので緊張してしまいます。あ〜、何を話したらいいのか、しばらく眠れそうにない日が続きそうです。2件目は空知南組のビハーラ研修の講師依頼でした。大変難しい話題ですが、自分の父と妻の最後をどう見送ったかの体験話を交えながら、ビハーラ問題に真正面から取り組んでみたいと思います。音楽が大変有効だと言う話も入れたいので、依頼主の希望もあり、テーマを『いのちの音が聞こえますか?』という柔らかいテーマにさせていただきました。3件目は夕張の永福寺さんの報恩講布教の依頼でした。大役を依頼され身の引き締まる思いです。益々勉強に励めよというアミダさまのお計らいと受け止め、お引き受けする事にしました。頑張ります!

2010/06/22  新城峠の美しい事!

朝6時30分、気温21度。雨上がりの朝かな?しっとりと路面が濡れています。今朝は燃えるゴミ出しの日。今、出してきましたが夕べから入れていた人がいるようで、すでに6袋ぐらい収まっていました。面倒でもこの作業を繰り返しながら、それぞれの家の美しさや町の美観を保つ事ができるのです。最近気になるのが、これだけ美しく保たれている町や道路に車から平気でゴミ袋や空き缶を放り投げている人がいることに驚きと失望を感じます。美しさを求める感性の欠如した人がいるのは残念なことですし、きっと人間らしい脳といわれる前頭前野が成長していない人の仕業でしょう。自分の坐る車の中だけがきれいになれば良いという自己中心的な考えでは、本当の楽しい安全な運転はできません。昨日は富良野の興仁寺の降誕会に出勤してきました。途中に新城峠があるのですが、美しかったです。美瑛の丘にも似た眺めの良い景色に心も穏やかになり、安全運転を心がけました。芦別を超え、人工ダムにより新しく作られたトンネルをすぎると、いくつか橋があります。その一つに『思い出橋』というのがあるのですが、その名の通り、ここを通るたびに忘れられない思い出があります。5〜6年以上前だと思いますが、ものすごく遅い車がいて、追い越しをかけたら測定をしていて、なんと35キロオーバーで免許停止になってしまいました。追い越しをかけた瞬間の速度なのでこのような事態を招いたのです。半年間、自転車や歩きの生活を続けましたが本当に反省の日々でした。それいらい安全なゆったりとした運転を心がけています。昨日も前を制限速度ではしっていた車がいて、私を始め後続車が何十台もイライラした運転をしておりましたが、無理な追い越しをせず我慢の安全運転を心がけました。お陰で何度も事故らしい状況を回避する事ができました。燃料もかかりませんし経済的にもやさしい運転ですよ。

2010/06/21  辛い別れでした・・・。

朝7時、気温22度。薄曇り。日中は26度くらいまで上がる予報です。このところ暑さが続き、農作物にも良い状況が続いているのでほっとしています。そんな時に、思いもかけない辛い突然の別れがやってきました。母とも親しくさせていただいていた雨竜町の専福寺第三世坊守・萩原ツヤ子さま、享年76歳が突然心筋梗塞で往生されてしまいました。土曜、日曜の葬儀という僧侶にとっては大変厳しい日程ではありましたが、何とかやり繰りをして出勤させていただきました。昨年は前坊守、一昨年は若住職と続けての出来事で、本当に悲しい辛い葬儀となりました。頭ではわかっていても、現実にご遺体を前に読経すると、残されたご家族の心中はいかばかりかとご推察申し上げます。そのような辛い状況で、一つだけ気になった事があります。これは私たち僧侶の内輪の話なのであまり公にはしたくないのですが、やはり僧侶だけでなく、みんなが心がけなければならない大事なことなので、ちょっと触れさせていただきます。慎みたい事は、葬儀の本番前の控え室での笑い話についてです。これから悲しみの遺族の前に出て行くというのには、あまりにも勘違い甚だしい先輩僧侶がいることに憤りと悲しい気持がこみ上げてきて残念でなりません。衣を着用し、差定説明も終わり、いよいよその時が間もなくという時でさえ、その場には関係のない話題で大笑いをしている数名の先輩を見ていると、情けなくてなりません。お茶をいれる檀家さんの係の人が聞いている場合もありますし、他宗の客僧もいますし、親族が用事で控え室前を何度も通っているのですから、もう少し声を小さく誤解のないように話すとか、笑いをひかえるとかの配慮があっても良いのではないでしょうか。もちろん大半の僧侶は困った顔をしながらうつむいていましたが、今回だけでなく、別の寺葬の時にも笑い声が絶えない状況を作り出しているのはいかがなものかと若輩ながら考えてしまいます。このことは僧侶だけでなく、手伝いの町内の人たちにも言える場合があります。ご飯支度や受付の部屋で大笑いしているのは、何とも耳障りなものです。お経の48願の中に、仏さまが『他心通』という力を私たちに与えてやりたいという願いが書かれてあります。文字通り、他人の心をわかるようにしてやりたいということです。悲しみに沈んでいるご遺族の心を推察し、言動を慎む事も我々衣を着て仕事をさせていただいている立場としては最低限の配慮すべき事ではないでしょうか?自分が真っ先に心がけたいと思います。

2010/06/20  近所の猫がやってきます。

朝5時30分、気温17度。薄曇り。気持のよい朝です。暑くもなく寒くもなく、ちょうど良いです。夜中から近所の猫が遊びにきます。猫ドアを勝手に使い、我が家のエサを食べていくので参ります。我が家の猫も仲が良いのか怒りもせずにだまって見ています。これってなんなの?(笑い)。夕べはサッカーワールドカップの試合、オランダに負けてしまいました。残念!あともうちょっと。決定的なシュートがなかなか出せないですね。体格もスピードも相手が上でした。今日は日曜日。朝8時から本堂で法事です。10時には専福寺さんの葬儀。終了後はすぐに戻って来て、法事です。それが終わると札幌のお参り。いや〜、きつい日程です。夕べも今日の葬儀内容の事で詳しい情報を聞いてきましたが、弔辞が4本ほどあるそうです。私も父と妻の葬儀を続けて行ないましたから今回の葬儀日程は無茶だと最初は思いましたが、雨竜の御院さんも70歳半ばで体調も悪く、後継者の息子を病気で亡くし、翌年に母親を亡くし、次いで妻をも亡くしたご住職さまの心境を察すると、一刻も早く、みんなに迷惑をかけないよう、さっと終えてしまいたいのだと思います。本当に悲しい辛い事ばかりですね。

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