埼玉県北部で6月中旬ごろから地蔵が狙われる器物損壊事件9件相次ぐ 同一犯の可能性
埼玉・深谷市にある「光明寺」で28日午前5時ごろ、地蔵1体が倒されているのを住職が発見し、警察に通報した。
地蔵の首には亀裂が走り、台座の部分にも割れた跡がくっきりと残っていた。
世話人代表は「(地蔵は)3回か4回、被害を受けているんですよね」と話した。
さらに10〜11日ごろ、同じ市内にある「華蔵寺」の地蔵にスプレーが吹きかけられ、22〜23日ごろには「広泰寺」でも、地蔵の首がたたき落とされるなどの被害が発覚した。
埼玉県北部では、6月中旬ごろから、地蔵が狙われる器物損壊事件が9件相次いでいる。
成就院の住職は「本当に罰当たりなやつだと思います」と語った。
中には一度、首を落とされ、修復後に再び倒される被害に遭った地蔵もあった。
檀家(だんか)は「こんなことやっても、いいことないですし。罰が当たるだけだろうと思うんですけど」と話した。
警察は、同一犯の可能性があるとみて調べている。
(06/28 19:20)