痴漢し逃走の男を書類送検、防犯カメラで特定

2010.06.29

 東京都中野区のJR中野駅で5月、電車内で痴漢をしたとして現行犯逮捕された男が、交番に同行中に逃走した事件で、警視庁中野署は29日、都迷惑防止条例違反の疑いで、40代の会社員の男を書類送検した。

 中野署は、目撃者の話や解析した防犯カメラの映像などから男を特定。男は容疑を認めており、「後ろを振り返ったら警察官がいなかったので、(交番に行かなくても)いいのかなと思った」と供述しているという。

 送検容疑は、5月18日午前8時ごろ、走行中の電車内で20代の女性会社員の尻を触った疑い。

 同署によると、女性に取り押さえられた男は、駆け付けた同署員とともに駅近くの交番に向かったが、署員が駅員のいる有人改札を利用したすきに、約10メートル離れた自動改札を通過し、そのまま逃走した。手錠は掛けていなかったという。

 

注目サイト