27日午前、徳島市の吉野川の河口付近で、貝を採りに来ていた60代の男女2人が川に流され、このうち女性は救助されましたが、男性は行方がわからず、警察などが捜索しています。
27日午前11時ごろ、徳島市北沖洲の吉野川の河口付近で「人が流されている」と警察に通報がありました。警察によりますと、流されたのはいずれも近くに住む新宮清美さん(66)と佐々木稔広さん(62)の2人で、このうち新宮さんはおよそ1時間後に海上保安部の巡視艇に救助され、病院に運ばれましたが、自分で歩ける状態で命に別状はないということです。一方、佐々木さんは今も行方がわからず、警察や海上保安部などが捜索しています。警察によりますと、救助された新宮さんは「川の中州で貝を採ろうと浅瀬を歩いていたところ深みにはまり流された」と話しているということです。徳島河川国道事務所によりますと、現場の吉野川は、26日からの雨の影響で、ふだんより水位が上がっていたということです。