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日向は清浄性確認 都城は1頭再検査
(2010年6月28日付)
口蹄疫問題で県は27日、都城、日向市の発生農場を中心に設定されている家畜の移動・搬出制限区域の解除に向けて行った抗体検査の結果を発表した。日向市では対象の35農場すべてで陰性、都城市では96農場中、95農場で陰性が確認できた。残り1農場は再検査を行うが、陽性の可能性は低いという。日向市では同日、目視による臨床検査でも異常がないことが分かり、清浄性を確認。7月3日午前0時に制限区域が解除される見通し。
抗体検査の検体となる血液採取は両市とも22、23日に実施。発生農場から3キロ圏内のほか、圏外でも人や物品などが行き来するなど関連性のある農場が対象。都城市では1714頭、日向市では299頭から採血し、動物衛生研究所海外病研究施設(東京)で検査していた。
陰性が確認できなかった農場は牛25頭から血液を採取し、24頭は陰性を確認。残る1頭から再度、血液を採取し、28日にも同施設へ送付して再検査する。目視でも異常は確認されていないため「陽性となる可能性はかなり低い」(県畜産課)という。
また、日向市は発生農場の3〜10キロ圏内で24日から実施していた目視による臨床検査も27日に終了した。市対策本部(本部長・黒木健二市長)によると、対象となった144農場の牛1820頭、豚5105頭とヤギ2頭、イノシシ1頭に異常はなかった。
都城市は30日まで約1230農場で目視検査を続ける。抗体検査の再検査と合わせて異常がなければ、制限区域は7月2日午前0時に解除される。