都城市の発生地周辺で目視検査始まる

(2010年6月27日付)

 都城市内で発生した口蹄疫の移動・搬出制限区域解除に向けた清浄性確認検査のうち、発生農場から3〜10キロ圏内の農場を中心にした目視による臨床検査が26日、同市など4市町で始まった。同日は271農場(牛約1万頭、豚約2万頭)で行い、異常は認められなかった。

 対象農場は都城、小林、宮崎市、高原町の約1230農場で、飼育頭数は牛約4万頭、豚約16万頭など。30日までの5日間で獣医師らが症状の有無などを確認する。

 22、23日に発生農場から3キロ圏内の農場を対象に行われた抗体検査の結果とともに異常がなければ、7月2日午前0時に制限区域は解除される。