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感染・感染疑い家畜処分すべて終了
(2010年6月25日付)
口蹄疫問題で、高鍋町と西都市で24日、感染・感染疑い牛の殺処分と埋却作業が終了し、県内の感染・感染疑い家畜はすべて処分を終えた。
対象頭数は19万9293頭にも上り、処分の遅れが感染拡大の原因に指摘されていた。東国原知事は「一つの段階を越えたのは素直にうれしいが、新たな発生が起きないよう引き続き防疫対策を徹底する」と述べた。
同日処分した牛は高鍋町1026頭、西都市534頭。国や県は当初、20日までの処分完了を目指していたが、埋却地確保や雨で遅れていた。
感染・感染疑い家畜は5月の大型連休後半から川南町などで爆発的に増加。一方で家畜の処分が追い付かず、国と県は、同町を中心とする発生農場から半径10キロ圏内ですべての牛や豚のワクチン接種に踏み切った。
ワクチンを接種し、殺処分と埋却が必要な家畜は残り3万428頭(23日現在)。知事は「天候の問題もあるが、6月末終了を目標に計画的に作業を進めていきたい。ワクチンを打ったとしても安全ではなく、いつ患畜、疑似患畜になるかもしれない」と警戒継続を求めた。
また、知事は終息後の地域復興に向け、週明けに専従組織を発足させる方針を示した。市町村と連携し、県職員30人程度の体制を見込む。