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期日前投票伸びず 口蹄疫・天候影響?

2010年06月29日

 県選管は28日、来月11日に投開票される参院選の期日前投票の中間状況を発表した。家畜の伝染病、口蹄疫(こうていえき)の影響で投票率の低下も懸念されるが、公示後最初の週末を含む27日までの3日間の投票者数は1万734人で、台風の影響を受けた前回2007年の同期に比べ73%増えた。だが、前々回の04年の同期と比較すると20%減っており、県選管は「口蹄疫の影響もあるかもしれない」としている。

 前回、前々回の同期の期日前投票者数は、07年が6215人、04年が1万3493人。最終的な投票率は、それぞれ56・79%と62・14%だった。

 今回の期日前投票を口蹄疫の発生地域に絞ってみると、感染、もしくは感染の疑いの家畜が出た11市町で、3日間で投票を済ませた人は7196人。前回同期比は79%増だったが、やはり、前々回同期比では19%減だった。

 期日前投票の制度は03年12月にスタート。国政選挙では翌04年の参院選から導入された。県選管は「制度が浸透し、各種選挙の期日前投票者数が増加傾向にあることを考えると、04年を下回ったのは口蹄疫の影響があるのかもしれない」と話している。

 ただ、前回は、公示後の最初の週末に台風が県内を通過し、今回も25日には県内各地で大雨が降り、27日には今年初の真夏日を観測するなど、前回、今回ともに天候に恵まれていない。

 このため県選管は「(有権者の行動は)天候などに影響を受けやすいため、口蹄疫の影響の有無については、終盤に全国の傾向と比較するまでは分からない」としている。

 期日前投票は投票日前日の10日まで。期日前投票所はそれぞれの市町村に1カ所以上あり、午前8時半から午後8時まで受け付けている。

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