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2010年6月28日(月) 19:20 |
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高速道路無料化実験スタート
全国の高速道路のおよそ2割にあたる区間で、高速道路無料化の社会実験が始まりました。 岡山県の岡山自動車道も対象になり、28日から無料化されましたが、沿線の観光地からは期待と不安、複雑な心境が伝わってきます。
28日から始まった、岡山自動車道の無料化は、来年3月末まで、ETCのあるなしや車種に関係なく、すべての利用者に適用されます。 岡山県では、岡山道岡山〜北房ジャンクション間およそ44キロが無料です。 これにより、岡山道にある岡山総社、賀陽、有漢の3つのインターチェンジの間なら、無料で乗り降りできます。 例えば普通車で、岡山市から蒜山高原まで出かける場合は、岡山道の距離を差し引いた1600円が28日からの通常料金です。 これまでより1150円安くなることになります。 (NEXCO西日本丸岡真人所長)(「どれくらいの交通量が違うの)(かとかいったようなことで、地)(域の状況、物流を調査していく)(ということになります。 岡山道沿線の観光地からは、期待の声が聞かれます。 北房ジャンクションのふもとにあたる、真庭市北房。 これまでのETC休日割引で、土曜日曜に集中した観光客を平日にも呼び込みたいといいます。 一方、無料化で客が通過してしまうのではと危惧するのは、岡山道の有漢インターを降りてすぐの「うかん常山公園」です。 去年、ETC休日割引の導入で逆に観光客が減少した経験から、無料化で客を呼び込むためには何らかの工夫が必要と話します。 高速道路無料化の流れに、JR西日本は会見で危機感をあらわにしました。 NEXCO西日本によりますと、初日の午前9時までで無料化された高速道の交通量は、全国で55%、岡山道で35%の増加となりました。 初めての社会実験が物流や人の流れをどう変えるのか、今後が注目されます。
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