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【大相撲】

相撲処分は当然とモンゴル国民 野球賭博で

2010年6月28日 20時39分

 【ウランバートル共同】日本相撲協会が野球賭博に関与した大関琴光喜関らを懲戒処分とする方針を固めたことなどについて、日本の大相撲で多くの力士が活躍するモンゴルでは28日、「処分は当然」との声が出る一方、ファンからは不祥事を残念がる声が上がった。

 琴光喜関のファンという大学の女性講師、ガンバトさん(48)は賭博問題を知り「謙虚で頭が良さそうな印象があったのに、とても残念」と驚いた様子。「若い力士たちに物事の善悪を教えるのは親方の務め。角界の教育に問題があったのでは」と指摘した。

 自営業のスヘさん(54)は「どんなスポーツでも規律を維持するため、問題を起こした人を処分するのは当たり前」と淡々と話した。

 モンゴルでは、泥酔暴行騒動で引退した元横綱朝青龍関は「日本人力士の記録を抜かれることを恐れた、日本相撲協会の圧力で引退させられた」との見方が一部で根強い。市民らは「朝青龍の件と賭博問題を比較することはできない」と言葉を選びながら「今回厳重処分を行えば、賭博の再発防止につながるのではないか」と口々に話した。

 

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