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【プロ野球】

金本 笑みなし450号

2010年6月28日 紙面から

ヤクルト−阪神 8回表2死一塁、代打金本が右越えに通算450号となる2ランを放つ=神宮球場で(北田美和子撮影)

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◆ヤクルト8−4阪神

 阪神・金本の“記念弾”も、起爆剤にはならなかった。4点を追う8回2死一塁で登場し、今季3本目となる代打本塁打。今季8号2ランで、プロ13人目の通算450本塁打をマークした金本だったが、メロメロの中継ぎ陣はその裏、再び2失点し、5位のヤクルトに連敗を喫した。

 「1号から450号まで打撃の形を作ってくれた監督やコーチに感謝したい。また、いつも投げてくれる打撃投手や裏方さんにも感謝を忘れてはいけない」と試合後は周囲への感謝の気持ちを表したが、その試合展開に、花束を手渡されても笑みがのぞくことはなかった。

 右肩の故障で4月18日にスタメン落ちしてから、交流戦のDH以外はずっと代打での出場。徐々に回復し、軽いキャッチボールを再開しながらも、木戸ヘッドが「もう1度やるわけにはいかんからな」と話すようにスタメン復帰には慎重に協議されている。

 26日が1−1の7回1死満塁で代打出場し、空振り三振。それが敗戦へとつながっただけに、金本は「本当は昨日打つべきだった」。責任感が強いからこそ、節目の一発にも悔いた言葉を口にした。 

  (大久保晋)

 

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