Ｊ主導で東京Ｖ運営へ　経営難で資金調達できず

　サッカーのＪリーグ２部（Ｊ２）東京Ｖは今月末で資金繰りが行き詰まることなどから、ことしに限りＪリーグ主導で運営されることが２８日、分かった。

　東京Ｖに関しては、情報通信関連企業のネクシィーズ（本社・東京都渋谷区）が東京Ｖを運営する東京ヴェルディホールディングス（ＶＨＤ）の株式取得に乗り出していたが、２８日には交渉が合意に至らなかったことを発表した。Ｊリーグは６月末までに経営状況が改善されない場合、リーグ側が資金を投入して運営することを決めており、羽生英之事務局長を新会社の社長に送り込んで再建を目指すことになりそうだ。

　東京Ｖは２９日に臨時の株主総会を開き、今後の方針を決める見込み。