さて、始まりました。
通称コマンドーとミックの悲しくも嬉しい旅日記。
まずは軽くジャブから。
え〜コマンドーくんが建設中のスカイツリーのふもとにおいて、
野暮用を済ませに車を出て行きました。
この辺りは駐車違反の取締りも多いので、そう簡単には車を置き去りに出来ません。
緑の制服着た人がうろうろしているのです。
野暮用とは、ま、お客さんのところに少し、お話をしに。
だからミックさんは可愛い日産キャラバンをコインパーキングに車を入れて
コマンドーさんを待つことにしました。
ケータイやら文庫本を読んだりして。
でも、コインパーキングにお金を取られるのはもったいないので、
ミックさんは下のバーの上がらない、パーキング内の、まあ邪魔な場所に車を停めていました。
どかせ、と言われればすぐどかすので。
とても狭い道路で、車を車道に停めたら渋滞してしまうし、仕方がない。
その割には自転車やら歩行者が多いのです。
もうどっかスペースに入れるしかないじゃん!
そうだ、その日は雨が降っていました。
ポツポツと、土砂降りではなく。
そしてミックさんはパーキングに、本来なら違法な停め方でコマンドーさんを待ちながら文庫本を運転席で読んでいました。
雨なんて嫌だなあ、と思いながら。
しばらく暇を潰そうとくつろいでいるとコインパーキングの中に傘をさした、
すんごい小さな60歳くらいのオバハンが目の前を通り過ぎ、パーキングに入ってきました。
ミックさんはちょっと怒られるのかと思い、ビビりました。
土地の人か?
コインパーキングの奥には何もないし、通り道でもありません。
「なにか文句でも言いにきたのか?」
なのに、どうやらミックさんに用事はないようです。
しかしミックさんは気になってミラーを使って見たり、振り向いたり、と
そのオバハンの動向を注目していました。
「いったい何をしに入ってきたんだろう?」
おおよそ1秒間、いや、たったの1秒間、左側のミラーを眺めていると、
オバハンは傘をたたみました。
「なんだ?こんなコンクリートのパーキングに何の用だ?」
そう思うのも束の間、なんとオバハンはズボンどころかパンツも一緒に降ろしてしゃがんだのです!
「しゃがんだ!」
「おい!雨だからってそれは・・・ああ・・・まさか!!」
ミックさんは心の中で叫びました。
しかしミックさんの予想は的中したのです。
我々のかわいいキャラバンの影に隠れて小便をしやがった!!
なんてこった!?
ババアがコンクリートに小便をしていった!
ミックさんは目を疑いました。
ミラーからその姿は丸見えです。
そして用を済ますと何事も無かったように、傘をさし、またミックさんの前を通って歩道へと帰っていったのです。
それはまるで日常のように何事もなく、日々人々が飯を食うがごとく当たり前のように、さりげなく、速やかに行われた行為でした。
ミックさんは一人、車内において「お〜〜〜い!!」と大声で叫びました。
「野ションか!?ババア!!」
俺が乗っていることに気付かないのか?
それとも気付いていながらワザとなのか?
もしくは、なんにもカンケーね〜のか?
まだまだ軽い方の話です。
(この物語はフィクションです)


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