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東貴博コントで法要、八郎さん二十三回忌

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 タレント東貴博(40)が、舞台「THE ラストパーティー」(8月7~8日、北沢タウンホール)で父の故東八郎さんの二十三回忌法要をコントにすることが27日、分かった。現在、台本の執筆作業に入っており、ステージに八郎さんの写真を飾りコメディアンとしの功績をたたえながら笑いにしていく。

 東は「今年二十三回忌と分かって、法要をコントにしちゃえと。親せきの法要でも、二十三回忌になると誰だか分からないことがある。今の若い人はおやじのことを知らない人が多い。知らない若者が法要に来ちゃって『お世話になりました、たこ(八郎)さん』『いや、その人じゃないから』みたいな感じでやっていきたい」と話す。

 八郎さんが亡くなったとき、東は高校生だった。学校に行かない生活を送っていた東が進路で「役者になろうかな」と生半可に話したところ、八郎さんは「中途半端なやつに務まる世界じゃない」と怒鳴ったという。直後に父は急死。東は今、伊東四朗、熱海五郎(三宅裕司)の喜劇舞台に出演し、父と同じ笑いの道を歩んでいる。

 昨年から伊東、熱海の喜劇を受け継ぐプロデュース舞台を始めた。三宅が「伊東の先は熱海、四郎の次は五郎」と熱海五郎を名乗っているが、東は「熱海、伊東ほどメジャーでなく、4でも5でもない」と「湯河原三太郎」の名で座長を務めている。「伊東さん、三宅さんの舞台に6年出させていただいて『やっぱり喜劇って楽しいな』と。うちのおやじは死んで途中でやめることになったし、自分でもやってみようかなと。自分で脚本を書くのは大変ですが、家で小さい人形を動かしながらネタを作っています。これが一番の父への恩返しで母への親孝行」。舞台には、はなわ、ハマカーン、腐男塾の虎南有香らが出演。八郎さんのDNAを継ぐ東が、若手の喜劇をけん引する。

 [2010年6月28日9時24分 紙面から]


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