世界初のiPS自動培養に成功 川重など
6月28日21時56分配信 産経新聞
川崎重工業と産業技術総合研究所などは28日、あらゆる組織や臓器の細胞になることができるとされるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を自動培養できる装置を、世界で初めて開発したと発表した。今後の再生医療や創薬の実用化への貢献が期待されている。
iPS細胞は、分化しやすい特性があり、これまで培養は経験を積んだ研究者が顕微鏡を用いて手作業で行っていた。新装置では細胞の分化状態を画像分析により自動識別し、研究に用いる未分化細胞だけを安定増殖させることができる。
低コストでの細胞の大量安定供給が可能になり、創薬研究の加速などが見込める。川崎重工は今後、製薬会社や医療研究機関などに売り込む。産総研の浅島誠・幹細胞工学研究センター長は「6年かかった取り組みが実を結んだ」と述べ、再生医療の実用化などに期待を示した。
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最終更新:6月28日23時23分
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