2010.06/27(Sun)

変化

この週末、岡山・静岡・京都からボランティアに参加して下さったおかげで、多くの作業をこなす事が出来ました。
本当に有難うございます。

大阪から滋賀に本部が移ってからは、中部地方のボラさんが増えています。
しかし、静岡からも4時間はかかります。
岡山からも5時間。
遠い地まで、ワン達の為に足を運んで下さいます事に、本当に本当にありがたく感謝しております。

私達は毎日、ワンと共に生活しているので、大きな変化にはあまり気付きませんが、ボランティアさん達はいつも絶賛して下さいます。
特に・・・「ラハ」。
ラハの変化には私たちでさえ、気付きます。

レスキュー時からラハを見て下さっている方達は、別犬と。。。

*ラハの変化*
◎キラキラと大きく開いた眼で話しかけて来ます。
◎歩くスピードが早くなりました。
◎ボール遊びをします。
◎名前を呼ぶと尻尾をふります。
◎ワンワンと鳴けるようになりました。
◎ささくれ立った鼻が綺麗なツルツルになりました。(Mご夫妻に感謝)
◎悪戯もします。
◎他の犬をグイグイ押して、前に出ようとします。
◎他の犬に遊ぼうと、誘います。
◎食事時、嬉しくってワンワンと鳴けるようになりました。
まだまだ沢山ありますよ♪
会いに来てあげて下さい。
ラハは、大歓迎でお迎えに出ます。
そして、グイグイと撫でて欲しくって寄って(押して)来ますよ♪

シェルターに来た時は、どの子もそうですが、この環境を受け入れるのに、静かに観察しています。
みんな、私達の動きを食い入るように見つめています。
人間に酷い目にあった子達が、ほとんどですので私達同じ人間も、やはり怖いのでしょうね。

黙々と作業をしていると、沢山の視線を感じます。
パッと振り返ると、スッと目を反らし違う方を見ている様子。
これを何度か繰り返して遊んでいると言うか・・・面白いです(笑)

毎日毎日、ベタベタヨシヨシするより、静かにお互いの行動を観察する時期が必要なのです。

チワワの「エペソ」&「エリ」
この方達、ほんとビビリちゃんであります。
ボラさんが動く度に、キャンキャン奇声を発しています・・・(汗)
でもね・・この方達もずいぶん変わりましたよ♪
最初は、捕まえるのにも必死で、座っておいでぇ〜おいでぇ〜と時間を費やしておりました。
手を入れると、壁に背中を付け立ち上がり手を上げます。
まるで、映画のシーンで銃を向けられた人(汗)
そんなエペソとエリさん。
ここ最近、プリティチワワさんですよ。
「エペソ〜♪」って呼ぶと、シッポブンブンでピョンと飛び乗ります。
「このおばちゃん、怖ないわぁ〜〜〜」と、判ってくれたのかな?です。

人間に酷い目にあった子達の心の傷を治すのも人間ですね。
多くの時間を費やしますが、幸せな家庭が待って居て下さるのですから、私達もワンが少しでもスムーズに溶け込めるように努力したいです。

日本列島、どこもかしこもジメジメムシムシのようです。
マジ、イライラモードの湿度。
作業終了後は、全身ずぶ濡れズタボロでシャワー室に向かいます。
ボランティアに参加して下さいます場合、必ずお着かえをご持参下さい。
シャワーを浴びてお帰り下さい♪

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2010.06/26(Sat)

憎っくき「ブヨ」

いつになったら梅雨は明けるのでしょう・・・。
シェルター地方はジメジメムシムシで、チョー気持ち悪い空気です。
雨・・雨・・雨。
どこもかしこもビシャビシャ。
一日、タオルを持って走って、タオルの洗濯に追われている始末です。(汗)

ワン達もなんかジメッとした感じで、可哀相・・・。
いくらドライヤーで乾かしても、ランに出て遊んで帰って来たらまたジメッです。
全頭を一気にドライヤー乾燥が出来ないので、皆この時期はショートカットです。

見た目より快適さを重視!!
「毛はまたすぐ伸びる!!」
お腹・足まわりをスッキリカットしてもらいました。
特にこの時期、ジメジメカイカイのコパちゃんは、修行僧のようにベリーショート。(汗)

冬は寒い寒いと鳴き、夏は暑い暑いと鳴き、ハフゥ〜であります。
この湿気はどうにかなりませんの?
サウナに入っているようです。
やっぱり、冬のほうがまだまし。。。かな?

そして、私達が今一番怖がっているのが・・・「ブヨ」です。
皆さん、ご存知ですか?
やっかいな虫です。
空気が綺麗で、水が綺麗なところにしか出没しないそうです。
憎きブヨ!!地域によっては「ブト」「ブユ」ともいうそう。。。
はえよりうんと小さくて3ミリくらいの大きさです。
刺されると・・・最悪です(涙0)

先日、朝早くから、植え木の手入れをしてくれていた、Yちゃんが10ヶ所近くを刺されました。
私は、先週7ヶ所。
刺された時は、「あれ?血が流れてる・・・?」って感じで、蚊のように刺すと言うのではなく、かじるような感じです。
その時はチクッだけ。
その後、猛烈なかゆみが襲い、腫れる。
足首が無くなる腫れようです。
サリーちゃん足。
この痒み・痛みが2週間ほど継続します。
最悪。
掻いて掻いて掻きむしって・・・足は傷だらけ。
まぁ今さら、誰に見せるわけでもないので良いけど・・・かなり見た目は、最悪です(笑)
都会暮らしの人にこんな虫さされの足をしている人はいませんよね(汗)
田舎暮らしはサイコー!!と絶賛していますが、色々苦労もございます。
長袖・長ズボンは、絶対です!!

明日からも大荒れのシェルター地方のようですが、明日は一日シャンプーDayとなります。

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2010.06/24(Thu)

犬の心

譲渡会からそろそろ1ヶ月が経ちます。
週末には、里親様の面談が入り、順次巣立っていっています。
シェルターも落ち着きを取り戻し、少しのんびりと過ごせるようになりました。

卒業して行くワン達に思う事は、「幸せに・・・」と、ただそれに尽きますが、ワンの気持ちはどうなんでしょう?
里親制度は、人間が行っている事で、犬には判っていません。
だから、トライアルに出発する時、里親様にしつこい位にお願いしているのが、<迷子札>です。
家(シェルター)に帰ろうとする逃亡防止のためです。

ブンブン尻尾を振って、シェルターを出て行く子はいません。
不安そうなお顔になっています。
「どこへ連れて行かれるの?」って感じでしょうか?
門扉の所で、踏ん張って動かない子もいます。
レスキューからすぐの子達は比較的、スムーズですが半年以上居ると、ここはすっかりになってしまっているんでしょうね。
ワン達の気持ち同様、私達も寂しい思いを何度して来たでしょう。。。

涙涙のお別れです。
嬉しい涙に寂しい涙が流れ落ちます。

そして、同じ場所からレスキューされ共にシェルターで過ごしてきた子達も別れ別れになります。

つい最近、巣立った「コリン」は、里親様のご報告で、まったりしているようです。
コリンも一生懸命に、今の環境を受け入れようと頑張っています。
お部屋の中での生活は12年の中で、初めての経験ですから・・・。
全ての物が初めての事でしょう。

シェルターに居る時は、自由にランを走り好きに休憩をとり、緑のにおいの自然の中で暮らしました。
排気ガスの臭いなんて知らないし、車もほとんど通らない場所です。
ここで、1年と4ヵ月を過ごしたコリンは今、都会に暮らしています。
ドラエモンの世界でしょう。
ネオンだって見た事無いし、高層ビルも見た事なし・・・知らない物ばかりでしょう。
里親様と先住のわんちゃんが、そばで暖かく見守って下さっているので環境に慣れるのもすぐでしょうね。

さてさて、5頭のアフガンが順に巣立って、残ったマリヤとコリンは常に行動を共にしていました。
コリンはアフガンの性格には珍しく、とってもフレンドリーで、初めての人にだって自らスリスリして甘えて行けるのですが、マリヤは正反対です。
常にコリンの後を追い、コリンが動くとハッと自分もついて行きますが、人が居ると遠目でジッと見ているだけです。

コリンが卒業して、早20日が過ぎます。
コリンのストーカーちゃんのマリヤさん・・・しょんぼり。
コリンの骨折で、長期シェルターを留守にした後、帰って来たコリンを大歓迎で猫パンチまでするマリヤ。
「どこ行ってたのーーーー!!」って感じ♪
その後、経過を見るためにレントゲンを撮りに大阪に一泊で云ったコリンをまたまた、猫パンチでお見送りしたマリヤ。
マリヤ・・・コリンは待っていれば帰って来ると思っているようです。

ここ数日、食事をほとんど残し、夕方Aちゃんがあげています。
一人でランに出て、キョロキョロ何かを探しているようです。
掃除が済んで、犬舎に戻るのも後ろを振り返ってトボトボ入って行きます。

はぁぁ。。。。なんか可哀相と言うより、切ないです。

心も身体もボロボロだった子達。
空に帰っていても不思議ではありませんでした。
一粒一粒ゆっくりとフードを口にしたコリン。
よろいのような毛玉に覆われて、自由に走る事も歩く事も出来なかったマリヤ。

レスキューの翌日から沢山のボランティア様が、この子達に愛情を注いで下さいました。
愛情という名の薬を沢山頂いたのです。
日に日に目に生きる力が出てきました。
時間とともに、人を信じようとする行動が見えて来ました。

まだまだ、充分で完璧とは言えませんが、人に可愛がって頂けるような子には成長してくれました。

あとは、里親様の愛のお薬を毎日頂くのです。

マリヤにも必ずチャンスは巡って来ます。
そのために、スタッフ達も毎日頑張っています。
新しい家族の元へ送り出すお手伝い。

ワン達の心の声も嬉しくって喜んでいたり、寂しくって泣いていたり、思うようにならなくって怒っていたりでしょう。
その声を静かに聞いてあげれるように、頑張ります。
 
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2010.06/22(Tue)

可愛過ぎる笑顔♪

ワン達は、どうしてこんなに可愛い顔で笑うんでしょう。。。
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嬉しくって。。。
楽しくって。。。
可愛過ぎです♪

この二人も過酷な現場で、生き残った子達です。
この子達の顔を見ていると、私達は反対に元気をもらいます。
グチグチ・ウジウジした気持なんか吹っ飛びます。

午後からランは、交替でワン達が運動に出てきます。
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話しかけると、必ずニッコリ笑って返事をしてくれています。

人間によって傷つけられた子達が、また人を信用している。
全てを忘れている訳では無い。
繁殖場に居た子達の中で、よく見られるのは異常に手を怖がる事。
一般家庭で飼われている子には見られない、行動がある。
ケージの外からでも手を差し伸べると、一番奥に張り付いたように隠れる。
無理矢理首根っこを掴まれ、引きづり出されていたんだと思います。

ダックスの「タリタ」がそうでした。
最初の頃は怖くて怖くて仕方がなかったようでした。
おやつを差し出しても、奥に引っ込んでいました。
でも、今のタリタは別犬になっています。
多くの暖かな人たちに本当の人間と言うのを教えてもらったようですね。

一頭を保護し、里親様の元へ巣立って行くまでに、相当の時間や労力を費やしています。
しかし、一つの命が生き還って、キラキラと輝いているのを見ていると、私達も大変嬉しいです。
毎日、色々なケースの保護依頼があります。

簡単に手放す事を考えず、最後に自分が出来る事をもっと真剣に考えて頂きたいです。
人間って本当に身勝手・・・と、書くと今日の日誌は長々続きますので、この辺で。。。

ワン達の可愛い笑顔を皆さまにも見て頂きたかったのです♪


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2010.06/20(Sun)

お友達?

いつもお世話になっているM家ボラさん。
同行は、ボクサー「ジャイ子」姫。
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個人的にボクサーを見た事はあるけど、じっくりと学ぶ事は無かった。
ラハと出会って、本来のボクサーとはどんな犬種なのか本やインターネットなどで調べてみた。
そして、実物のボクサージャイ子さんに会って、あまりの美しさに驚きました。
ピッカピカの毛並み♪
身体だけを見ていると、トラのようです。
でもね・・・性格は甘えん坊で父ちゃんの姿が見えなくなると、何とも可愛い声で呼んでいます。

さてさて、うちのボクサーちゃん。
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ジャイ子さんと同じ犬種。
う〜〜〜ん?なんか違うんだよねぇ〜。
ジャイ子さんを見て、ラハを見ると???(汗)

ラハお久しぶりの登場ですが、ずいぶん変わりましたよ!
レスキューして数ヵ月は、ラハの心は空っぽでした。
アニマルコミニュケーターの方のお話を以前も書きましたが、
「嬉しい事・楽しい事・悲しい事・辛い事」など、全て感じない心になってしまっている。
目は心の鏡ですが、ラハの瞳は死んでいました。
私達が、どんなに話しかけても、目の前に居る物を通り越して、遥か遠くを見ていました。

そんなラハちゃんが、事務所に入りともに生活を送る様になって数か月が経ちました。
目がキラキラしています。
ボール遊びもします。
全てがスローモーションのような動きですが、片足をあげてカイカイだって出来るようになったのです。
走っているんですよ!!
どう見ても早歩きにしか見えませんが、ラハの全速力です。
驚いているのは、全く動く事の無かったしっぽが、「ただいまぁ〜ラハおいで〜〜〜」と、作業から戻って来ると、可愛いシッポをチョコチョコと動かすようになりました。
食事の用意をしていると、待ちきれないのか「ワァンワァン」。
普通は、ワンワンに「NO」ですが、ラハの場合は、
「可愛い声やね〜もっともっと鳴いて聞かせて〜」と、皆ニコニコして見ています。
心の扉をゆっくりと開けてくれましたね。

沢山の方がラハをとても気にとめて下さっていました。
多くの応援を頂いていました。
シェルターでもボランティアさん達に、とても大切にさせています。

劣悪な環境で生き抜いたラハ。
全て忘れて・・・と、言っても犬には記憶が残ると言います。
だから・・・そんな時代を思い出させないような楽しい毎日を送って欲しいのです。

初めてジャイ子さんに会った時は、あまりのハイパーな動きに圧倒され、ヨロヨロ踏ん張っていました。
しかし・・・今日のラハさんは違います。
ジャイ子さんが、他のボラのおねぇさんに甘えていると、「私も〜」と、グイグイ突っ込んで行きます。
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問題行動があると、手放す飼い主も多いです。
しかし、私は問いたいです。
あなたは、まっすぐにその子に接していますか?
声を聞いてあげて居ますか?
きっと、聞いてほしいと思っていますよ。
諦めないで下さい。
1日で解決するか1ヶ月か一年か、それは判りません。
でも、必ず解決すると思います。
問題は相手にあるのではなく、自分にあるのかも知れません。
全てを振り返って考えてみれば、色々と試すチャンスは必ずあるはずです。


ジャイ子さん、ありがとう。
また、ラハと遊んでやってね。
次はもっと積極的に行くかもよ(笑)

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