7試合連続一けた安打と爆発しきれない竜打線で、荒木&英智の1、2番コンビが、ともにマルチ安打で気を吐いた。あきらめない気持ちを、ベテランの域に入りつつある2人が体現した。
3回に中前打、8回に左前打を放った荒木は「どういう試合展開でも、とにかく塁に出て行く気持ちで一生懸命やっています」と語った。
2番・中堅で5月19日のロッテ戦(千葉)以来のスタメン出場となった英智も続く。6回にファウルで粘った末に遊撃への高いバウンドの当たりを放つと、前日決めた三盗に続く激走で内野安打。8回も2死から安打で出塁した荒木に続いて連続ヒット。チャンスメークした。
「自分の仕事をしただけです。自分が打とうが打たまいが、チームが勝たないとうれしくないです」と英智。もちろん、守りでも送球や打球の判断で名手らしい堅実さを随所に見せ、首脳陣の起用に応えた。塁をにぎわせた荒木&英智。これからは何とか得点に結び付けたい。 (中谷秀樹)
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