“サンデー川井”が日曜日に散った。4イニング1/3で6安打4失点。眠れる主砲をたたき起こし、ミスも重なった。自身3連敗で今季3敗目(1勝)を喫し試合後、2軍落ちを通告された。
「野手の方に申し訳ないです。打たれたのは低くても甘いコース。カウントを悪くしての四球もダメでした。2軍でもう1度、自分らしい投球をしていかないと」
キーポイントは4番・ヒューバーとの対決だった。1点リードの3回、2死二塁から嶋を敬遠ぎみに歩かせて4番との勝負を選んだが、低めのチェンジアップを左前に運ばれてしまう。これが豪州の主砲にとって来日初のタイムリー。さらに4回には2死三塁から自らの悪送球で勝ち越し点を許すと、5回1死一塁からは、またもヒューバーに低めのスライダーを左中間席まで運ばれた。
「送球とか、そういう面も練習しないといけない。2ランを打たれた後に四球を許したのも悔しい。自分はボール球を振らせて三振を取れる投手じゃない。打たせてとる投球をしないと」
今年は5月24日の楽天戦(ナゴヤドーム)で今季初勝利を飾ったところまではよかったが、その後は好投しても報われずに1勝止まり。昨年の11勝中10勝が日曜日だったことから“サンデー川井”の異名を誇ったが、その日曜日に3連敗だ。ちなみにチームも日曜日はこれで6連敗(通算4勝10敗)。日曜日を支える男が出現しない限り、落合竜の浮上は難しい。 (兼田康次)
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