元横浜古木がエキシビション戦　デビューは１０月予定

　プロ野球横浜、オリックスで昨年までプレーし、格闘家に転身した古木克明（２９）が２６日、東京都調布市の西調布アリーナで行われたアマチュアＤＥＥＰでＤＲＥＡＭ戦士の長南亮（３３）相手にエキシビションマッチ（２分２回）を披露した。

　古木がリングに上がると、２００人以上がいる会場がどよめいた。バキバキに割れた腹筋。余分な脂肪のない体は既に一線級の格闘家のようだ。

　１回は打撃中心スパー。左右のパンチと前げりを繰り出したが、ぎこちなさは否定できなかった。２回は総合。寝技で長南を攻めあぐねるシーンもあったが、残り３０秒で仕掛けられた腕ひしぎ十字を俊敏な動きで防いだ。

　「思ったより動けた」と古木。「殺りくピラニア」の異名を持つ長南は「身体能力は飛び抜けている。どこまでやれるか、本人のやる気次第」とコメント。ＤＥＥＰの佐伯繁代表は「８月中にデビュー戦を発表する。ガチンコをやらないと実力が分からない」と１０月予定のＤＥＥＰ５０回記念大会でのプロデビューを示唆。結果次第では、ＤＲＥＡＭ、大みそかの「Ｄｙｎａｍｉｔｅ！！」出撃の可能性も出てきそうだ。　（竹下陽二）