中日−広島 9回表1死一、二塁、マウンドに向かう岩瀬(右)を送り出す浅尾=ナゴヤドームで(小嶋明彦撮影)
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完封リレーの一端を担った浅尾は反省ばかりが口を突いた。「フィールディングがいけなかった」。9回無死一塁の守備。得意のバント処理で失敗した。素早く二塁封殺を狙ったものの、送球はワンバウンド。セーフで一、二塁となった。
「自分で自分の首を絞めて、岩瀬さんに迷惑をかけてしまいました。少しでも負担を減らさないといけないのに」
登板は8回2死満塁のピンチだった。2安打を放っていた広瀬を空振り三振に切った。ここまではよかった。広島戦登板はサヨナラ敗戦投手となった5月2日(マツダ)以来。少しだけリベンジは果たした。
反省はイニングをまたいだ9回だ。ベンチは岩瀬ではなく、浅尾続投の判断。結果的にピンチを招き、岩瀬の救援をあおぐかたちになった。
「最近、2イニング目に打たれている。ピンチで(マウンドへ)行って、気持ちが盛り上がっている。そこからもう一度行くときに、気持ちを切らすことなく投げられるようにしないといけない」
19日の巨人戦、22日の横浜戦に続き、登板2イニング目に打たれている。反省は尽きないが、勝利のバトンは落とさずにつないでいる。
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