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ネクロ・ブッチャーは辛勝、葛西と沼澤が山川に引退勧告=大日本プロレス

 大日本プロレスの後楽園ホール大会が蛍光灯&凶器持込タッグデスマッチをメーンイベントに、886人の観衆を集めて開催された。21日に行なわれたFREEDOMS後楽園ホール大会のあおりかからか観客数は心持ち少ないものの、試合は、会場全体を巻き込んだ熱気と狂気が渦巻く一夜となった。

 第4試合ではIGFで異色の名勝負を連発し、映画『ザ・レスラー』にも出演したネクロ・ブッチャーがハードコアタッグマッチで登場。ゴングを待たずしてスタートとなったこの試合は、会場全体を使っての大乱戦となり、パートナーである宮本裕向が南側のゲート入り口を使ったムーンサルト・アタックを披露すれば、ネクロも負けじと東側バルコニーからのダイビングボディーアタックを繰り出した。
 しかしこの攻撃で左ヒザに大きなダメージを受けたネクロは、ローンバトルとなった宮本を何とか救出したものの、石川修司、星野勘九郎の左ヒザへの集中攻撃に苦しむこととなる。それでも最後は星野のスピニング・トーホールドを首固めで切り返し辛くも勝利を収めた。

 また、第3試合では2004年9月21日以来、約6年ぶりに後楽園ホール大会への出場となる山川竜司が、ジ・ウィンガーをパートナーに、葛西純、”黒天使”沼澤邪鬼の045邪猿気違’Sと有刺鉄線ボードタッグデスマッチで対戦。6.16新木場大会ではタッグを組んだ葛西と山川だが、山川のふがいなさから敗北を喫したことでこの日の対戦につながったという流れもあり、最初から現在の力の差を思い知らせるかのような厳しい攻めが続いた。山川のパートナーであるウインガーもダイビング・セントーン三連発などで必死にサポートしたものの、最後は山川自身の得意技であるリバースタイガードライバーに3カウントを聞く事となる。
 試合後には葛西と沼澤は山川に対して「お前がデスマッチをやると大日本のデスマッチがナメられる。お前は横浜アリーナで引退すべきだった」と一方的に罵倒した。

■大日本プロレス後楽園ホール大会
6月27日(日)東京・後楽園ホール 開始18:30 観衆:886人

<メーンイベント 蛍光灯&凶器持込タッグデスマッチ 30分1本勝負>
●伊東竜二、シャドウWX
(16分40秒:ドラゴンスープレックス オン・ザ蛍光灯束)
○竹田誠志、木高イサミ

<セミファイナル 30分1本勝負>
○佐々木貴
(10分51秒:右脚からの片エビ固め)
●佐々木義人

<第5試合 30分1本勝負>
○関本大介、河上隆一、忍
(17分18秒:ラリアットからの片エビ固め)
岡林裕二、●橋本和樹、塚本拓海

<第4試合 ハードコアタッグマッチ 30分1本勝負>
○ネクロ・ブッチャー、宮本裕向
(15分46秒:スモールパッケージホールド)
石川修司、●星野勘九郎

<第3試合 有刺鉄線ボードタッグデスマッチ 30分1本勝負>
○葛西純、沼澤邪鬼
(11分28秒:リバース・タイガードライバーからの体固め)
ジ・ウィンガー、●山川竜司

<第2試合 30分1本勝負>
MEN’S テイオー、怨霊、●大橋篤
(10分34秒:サボテンの花からのエビ固め)
○大石真翔、旭志織、ツトム・オースギ

<第1試合 20分1本勝負>
大黒坊弁慶、○清水基嗣
(10分27秒:ダイビング・フットスタンプからの片エビ固め)
谷口裕一、●CHANGO

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[ スポーツナビ 2010年6月27日 23:12 ]

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