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マンション居住装い 生活保護費詐取 容疑で元組長ら2人逮捕

 居住実体のないマンションに住民登録し、収入を隠して生活保護費をだまし取ったとして、大阪府警住吉署は4日、詐欺容疑で指定暴力団東組系暴力団元組長、西村良右容疑者(55)=堺市堺区中之町西=ら2人を逮捕したと発表した。

 住吉署によると、西村容疑者は覚醒(かくせい)剤の売買などで多額の収益があり、昨年11月に和歌山県警に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されるまでの2年間、大阪市から計約470万円を不正に受け取ったという。

 他に西村容疑者の姉で大阪市住吉区我孫子東の無職、家村裕美子容疑者(58)も逮捕された。

 逮捕容疑は平成19年11月~21年11月、西村容疑者が住吉区内のマンションに住んでいるように装い、生活保護費計約470万円をだまし取ったとしている。
 
住吉署などによると、西村容疑者は19年11月に生活保護を申請した。堺市内の組事務所に住んでいたが住吉区内のマンションを契約。ケースワーカー訪問時だけ応対していた。申請時に「病気で仕事ができず収入がない」と説明したが、口座には2年間で約3千万円の入金があったという。
 

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