桂三枝、きん枝候補の演説に苦言「もっとユーモアを」

雨の中、桂きん枝氏（左）の応援に駆けつけた桂三枝

　落語家の桂三枝（６６）が２６日、神戸市内で弟弟子の桂きん枝氏（５９）＝民主・比例＝の応援演説に立ち、「もっとユーモアがほしい」と注文をつけた。

　三枝は「７月１１日には『桂きん枝』と書いて下さい。『三枝』と書いたらあきませんよ」と冗談を交えたが、きん枝氏は相変わらず政策や主張を訴えるのみ。４０年の芸歴がありながら笑いのない演説を続ける弟弟子に、厳しいエールを送った。

　今月中旬の事務所開きでは「演説もあんまり進歩してない」と指摘した三枝だが、この日は「だいぶうまくなってきた」と評価。しかし、過去には参院選で３期連続トップ当選を果たした漫才師・西川きよし（６３）を応援し、支持者の熱狂を感じただけに、イマイチ盛り上がりを欠くきん枝氏の演説には「余裕がないなあ」と不安を漏らした。

　雨中での演説で、主役のきん枝氏は人気でも兄弟子に押され気味。携帯電話のカメラは、三枝に向ける聴衆が圧倒的だった。三枝は２７日も街宣に同行予定。「私は私の選挙活動をしますから」と言うきん枝氏の演説に、変化は見られるだろうか。

（2010年6月27日06時02分  スポーツ報知）

（ ）

（ ）

ソーシャルブックマークに登録