新幹線ホーム、そろり設置…新大阪駅

ＪＲ新大阪駅の新幹線２７番線ホームけた（右上の光の列）の架設工事

　ＪＲ新大阪駅の新幹線ホーム２７番線の増設工事を進めているＪＲ東海は２７日未明、立体交差する幹線道路の新御堂筋の上に新しいホームけたを架設する工事を始めた。

　けたは長さ約１０５メートル、重さ約６００トン。「送り出し架設」と呼ばれる工法がとられ、道路の西側であらかじめ組み立てた巨大なけたをモーター付き台車に載せ、約３０分かけて東側へゆっくりと約３５メートル水平移動させた。

　７月１９日まで６回に分け、計約１３０メートルを移動させて架設を完了する。工事の際は新御堂筋が通行止めとなる。

　現在、新大阪駅の新幹線ホームは２０～２６番線。ＪＲ東海によると、増設は災害時のダイヤ早期復旧など弾力的な輸送を可能にするのが目的で、国鉄時代の１９８５年以来となる。２７番線は２０１２年度末から使用開始予定。

（2010年6月27日12時14分  スポーツ報知）

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