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<吉田直さん>早世の作家、故郷に「文庫」

6月27日11時0分配信 毎日新聞

<吉田直さん>早世の作家、故郷に「文庫」
吉田直さんが力を注いだ小説「トリニティ・ブラッド」
 人気SF小説「トリニティ・ブラッド」(トリブラ)の作者で、04年に34歳で病死した福岡県芦屋町出身の吉田直(すなお、本名・松本直)さんの作品や遺品を集めた「吉田直文庫」が、26日にリニューアルオープンした町図書館内に完成した。縁の深い編集者や作家らが県外から駆けつけ「こんな形で彼が再び故郷で生き続けられることがうれしい」と祝った。

 吉田さんは町内の和菓子店の長男に生まれ、25歳の時に先天性の血液の難病を発症。治療を受けながら京大大学院へ進み在学中の97年、角川書店のスニーカー大賞を受賞した。00年に連載が始まった3作目のトリブラでブレークし、シリーズは未完ながら13巻まで発行。小説を基にした漫画やアニメも含め16カ国で発売され、今もファンが多い。

 同文庫は遺族が寄贈した1300冊を収蔵。作品のキャラクターのフィギュア、パネルなども展示する。町によると、若者に人気のライトノベル作家に光を当ててコーナーを特設した公立図書館は例がない。「壮絶な生き方も伝えたい」と改築の目玉にした。

 先輩作家の水野良さん(46)は「文庫を利用する地元の子供たちの中から、後に続く人が出てくれば」。父宏さん(68)も「『自分がこの世にいた証しを残したい』と言い続けていたから、喜んでくれているでしょう」。

 ピカピカの書棚に並ぶ早世した作家の“分身たち”が、新しい出会いを待っている。【長谷川容子】

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最終更新:6月27日15時38分

毎日新聞

 

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