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車両、人関与か 飛び火感染で疫学チーム
(2010年6月25日付)
本県の口蹄疫の感染源や感染ルートを調べている農林水産省の疫学調査チーム(チーム長・津田知幸動物衛生研究所企画管理部長)は24日、同省で第3回検討会を開いた。
ワクチン接種区域(半径10キロ)以外で発生した都城、西都市などの飛び火感染について、動物、飼料を運搬した車両や人が関与しているとの見方を強めたものの、特定には至らなかった。
同チームや、22日に発足した現地調査チームの聞き取りなどを基に協議。会合終了後に会見した津田チーム長によると、同区域外での発生原因について「いずれも人の出入り、飼料搬入の回数が多く、そういったことがリスクになったのではないか」「(家畜の)出荷時に同じ会社を使っていた事例がある」と車両、人の可能性が高いとの見方を示した。
空気感染に関しては「発生地点が同心円上ではなく点で広がっている」などの理由で可能性は低いとの見解。また、発生地域に残る敷きわら、ふん尿について早期の処理方針が示されたが、焼却や埋却などの方法は各農場の状況で異なるとした。
チームは今後も現地に入るなどして調査を進め、可能な限り早期に中間報告などをまとめる方針。