自動車のF1シリーズ第9戦、欧州グランプリ(GP)は27日、バレンシアで決勝を行い、ポールポジション(PP)からスタートしたレッドブル・ルノーのセバスチャン・フェテル(ドイツ)が今季2勝目、通算7勝目を挙げた。
ザウバー・フェラーリの小林可夢偉はレース終盤まで3番手を好走し、今季自己最高の7位に入った。
「戦略がうまくいった」。小林は今季自己最高の7位に声を弾ませた。今季ワーストタイの18番手スタートながら、タイヤ交換時期を引き延ばしたことが奏功し、3番手に順位を上げた。
しかし、残り4周でタイヤが持たずに無念のピットイン。日本人3人目となる表彰台は逃したが、最後は2度の年間総合王者に輝いたアロンソらを抜く意地を見せ「全力を出し切った」と納得顔だった。(共同)