公開日:2010.06.24
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
日成管財(株) | [神奈川] 土木建築工事 |
---|
特別清算開始決定 / 負債総額 約47億円
~旧社名は日成工事(株)~
TSR企業コード:35-010394-1
日成管財(株)(横浜市港南区上大岡西1-12-3、設立昭和38年3月25日、資本金4500万円、川島喜久夫代表清算人)は6月15日、横浜地裁より特別清算開始決定を受けた。申請代理人は久保義人弁護士(豊島・佐藤・久保総合法律事務所、横浜市中区太田町2-32、電話045-641-4142)。
負債総額は約47億円。事件番号は平成22年(ヒ)第28号。
昭和38年に日成工事(株)の社名で設立された土木建築工事業者。公共工事や関東圏に事業拠点を置く大手・中堅デベロッパーなどを主体に受注基盤を形成し、平成4年11月期には売上高174億1985万円、経常利益5億7842万円を計上していた。
しかし、10年11月期は売上高63億3194万円に対して3億5634万円の当期損失計上と業績は低迷。11年11月期も売上高52億8341万円に対して当期損失4億6079万円を計上し債務超過に陥っていた。このため、金融機関の協力のもと経営の立て直しに着手し、12年11月期には債務超過を解消したが、近年の市況後退に伴う受注環境の悪化で20年11月期の売上高は32億2284万円にまで低下し、当期損失1億1673万円と再び大幅な赤字を計上していた。多額の借り入れ負担から余裕を欠いた資金繰りが続いていたうえ、資金調達難から資産売却や人員削減などの合理化を進め、21年10月1日には会社分割を実施。事業を新設した新日成工事(株)(現・日成工事(株))へ移譲し、22年3月31日開催の株主総会で解散を決議していた。
禁・転載・複写
|
||
その他コンテンツ |