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麻布大で口蹄疫への理解深める緊急講座、現地の苦悩など報告/相模原

2010年6月26日

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宮崎県の畜産関係者への支援を求める日高さん=相模原市中央区の麻布大学

宮崎県の畜産関係者への支援を求める日高さん=相模原市中央区の麻布大学

 宮崎県で猛威をふるう口蹄(こうてい)疫被害への理解を深めてもらおうと、獣医学部を持つ麻布大学(相模原市中央区淵野辺)で26日、緊急公開講座が開かれた。約280人が参加し、同県出身の学生や現地で防疫活動に従事した同大の助教らが、実体験をもとに支援の必要性などを呼び掛けた。

 実家が宮崎市で養豚農家を営む同大6年の日高佑太郎さん(24)は「発症地域の農家も一般の人と同じ情報源しかなかった」と指摘。不安を抱える農家への十分な情報伝達など、生産者側に立った仕組みづくりを行政に要望した。

 さらに「宮崎の農家、獣医師は今回、大きなダメージを受けた。『畜産県宮崎』として復活するためには、畜産関係者への支援は不可欠」などと訴えた。

 新井佐知子助教は、発症地の川南町で防疫活動に参加。発症確認後も埋却地不足などから殺処分が遅れ、家畜が苦しむ姿を前になす術のない農家の苦悩などを報告した。

 新井助教は、防疫活動に対する地域住民の協力も紹介し、「今後も口蹄疫はどこで発症するか分からない。将来、自分の住む地域で発症した場合は、一般の人も消毒の徹底などで協力してほしい」などと理解を求めていた。

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